歩く歩く目次空
今日の天気荒れ模様
殴り書きの毎日が
僕の言葉を奪ってゆく

走る走る空想論
混雑する句読点
濁りきった風景が
君の瞳を反らしてゆく

選別した美単語が
素通りタクシー
ただ気付いて欲しくて
欲しくて欲しくて

嗚呼、
何処ですかどれですか
付箋に乱れた僕は問い質してゆく
「君に届く文字ですか?」
嗚呼、
それですかそうですか
空気のような言葉が連鎖してゆく
君をすり抜けていくだけで
僕は束縛辞書ですか?


乱れ乱れ下心
汚れてゆく選択肢
反転された文字列が
僕の心を創ってゆく

狂い狂い感情論
整列する濁点は
加工された文章を
ケラケラ嘲笑ってゆく

計画された机上論
素通りタクシー
ただ構って欲しくて
欲しくて欲しくて

嗚呼、
どうすればどうしたら
自然に乱れた語尾が問い質してゆく
「君を振り向かせたい」
けど、
どうしたらどうしたら
どうすればどうすれば…
嗚呼、
簡単だ簡単だ
単純安直明快一年生だ
「無知な僕を伝えよう」
嗚呼、
剥ぎ取って剥ぎ取って
幾重に束ねた栞、剥ぎ取っていって
「伝えたかった、それだけを」
嗚呼、
叫びましょう叫びましょう
飾らずいびつな愛を叫んでいきましょう
辞書なんて必要ない
僕は君を愛してる
愛してる愛してる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

束縛辞書」

器用ぶった不器用のお話

閲覧数:147

投稿日:2012/02/18 00:40:51

文字数:541文字

カテゴリ:歌詞

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