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01.COLORFULL

信じている、縋り付く様に
進んできた道を、壊した壁を
投げ捨てて、打ち拉がれて
目の前が真っ暗になったとしても

灰色のセカイ灰色のジブンを
其れは刺すように照らしていた
誰もが見つめてた、誰もが夢を見た
疑問符を追い越してスタートしてた

踏み出した刹那現れた道
軌跡に聳える歩み阻む壁
手の中で目を覚まし微かな武者震い
光を目指す為に→(君)は居た

ぶち開けた穴
拓けてくセカイ
今、私が動き出す

進んでく、乗り越えていく
少しずつだけど光は増してって
手を取って、確かめ合って
泣き顔で笑いあう、『共に行ける』と

振り返って見れば随分進んでて
少し胸を張ってまた前を向けた

迷うことなくて
彼処までだって
行けるはずだと思ってた

手に入れてく、身に付けていく
また一人、諦めと姑息さを知る
燃え落ちてく、灰色が染みる
私が欲しいのはそんなものだっけ?

色付けて
傷付いてく、汚し続けてく
涙とか、血や汗や、私の色で
へし折れても、→(君)は其処に居て
いつだって向こうを示してる

真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに
私を、進むのを諦めたくない
進んでいたい、乗り越えてたい
いつかの私に誇れる様に

歩みを止めないで
私を彩って



02.みちづれのうた

夢を見てんだ 布団の中
もう少しで夜が明けるんだ
何時からか続く何時も通りを
いつものように憂いて起きるんだ

ほら また

朝日が僕らを日常に引き摺り出す
見飽きた風景が僕らの心を壊す前に

走り出そう 制服のままでいい
転んだって破けたって構わない
其処でいじけてても ヒーローも天使も来ないって
わかってたよ それでも祈ってたの
それもやめさ 願いは『叶える』もの
気付けたなら上々 やっと眼が覚めたね

僕の眼の端を飛んでく景色
知らない何かを見たくて走るんだ
誰かにとって見知らぬ僕を
見つけて欲しくて何処かへ向かうんだ

あぁ

散り散りになって走り出した僕らは
聞こえる歌だけをみちづれに 行くのだ

目指している『何時も通り』の向こう
一人になって悲しくても 大丈夫
届かない声で叫び続けるよ
ヒーローでも天使でもないけど
切ないときも悲しいときも
ポケットのプレイヤーの中 歌うよ
元気を分けてあげる

走り疲れ
止まる先に

走り出そう 制服のままでいい
転んだって破けたって構わない
どんなに汚れても ヒーローにも天使にもなれる

さぁ行こうよ
みちづれのうたが叫んでいる
『まだ始まったばかり』
今 気分は上々 さぁ 行こう



03.Bloom in the wind.

そちらはどうだい
少し慣れたかい
僕は変わらず元気でいるよ
落ち込んだりもしたりするけど
呼吸を止める程ではないかな

さよならをしてまだ数ヶ月
実はあんまり実感がない
君の返事が届かないだけ
光の速度に乗れてないだけ

優しい嘘で

騙してよ
夢を見せて
君といつか歌う夢
少しだけ遠いけど
叶うと信じてたんだ
それなのに
風になるには
まだ早過ぎる

そちらはどうだい
楽しんでるかい
君は変わらず笑ってるだろう
その旅に僕はまだ行けないから
この歌を君のみちづれにして

きっと花束を胸にして
今も踊ってる
そうだろ?

夢が果てても風が凪いでも
僕は歌い続けよう
君と会うその時に
笑えるように

凪いでいた風がまた
花束と踊り出した
芽吹け開けと
誘うように
心を吹き抜けていく
君はずっと
共にいる
さぁ、一緒に行こう



04.Vanilla

微かな香りがまだ僕に残ってる
心にも染み付いたヴァニラのフレーバー

震える指先で静かに火をともす
吸い込んだ白煙が身体を溶かしてく
「そんなもの嫌いだ」と
君は声を尖らせて
僕のことを責めている
僕はただ苦笑い

そんな夢を見る

君の香りがただ欲しいのに
指先でくゆるのは甘い香りだけ

なくしたぬくもりに代わって僕を包む
指先に絡んでた君の指の代わり

煙が昇る様に
消えた君をまだ

君の香りがただ欲しいのに
僕に残るのは吸殻と虚しさ
優しい香りで僕を包んでた
キミにもさよならとありがとうを ヴァニラ



05.monitor

僕を守ってる
暗い部屋の中
モニターだけが光り続けてる

起きたままでも
夢を見ている
貧困も戦争も他人事さ

歌う君でさえ

教えてよ
部屋の外はつらいことばかり
溢れてる
それなのに
画面の向こうは輝いていて
其処に僕は居ないよ

閉じ篭もってる
夢と現実の隙間へと
音が響いて

鼓膜を劈く
あの感覚を
君の声とギターが覚まして

眩しいばかりの
哀しいばかりの
外側に繋がる扉を開けた

ゆっくりと
開いた扉の向こう側には
君がいて
「待ち侘びた」
そんな言葉一つ言わずに
手を取って

駆け出した
時間が止まった部屋にさよなら
ありがとう
ここで観た
夢も理想も大事に胸に
仕舞って行くよ



06.白い虹の橋/またはルードレインボウ

白い虹の橋が間違って架かってた
消しゴムで擦った様にすぐに消えてしまった
少年の目はそれを捉えて
冒険の合図と勘違い
自転車に跨って当ても無く駆け出した

みちづれのうたと共に

神様がくれた 君だけの旅の合図
それは君を縛る『ユメ』という呪い
気付かずに駆ける 「あの虹の麓まで」
宝の在り処さえ知らずに

長い坂道が 心と脚を折っていく
重たくすぎなりすぎたペダルが『やめちまえ』と君を嗤う
折れかけの心と脚を引き摺ったまま歩いてく
眼に焼き付けたあの虹が『脚を止めるな』と僕を呪うんだ

眼に映る色が 虹に全て融けていく
空も虹も君も 白く染まって消える
白い虹なんか 見つけなけりゃよかったかい?
虹の麓が何処かも忘れて

君が残してく 軌跡に虹が架かる
気がつきゃしないけど 進み続ける限り
色の欠けた虹 君が作り出す合図
勘違いした誰かが また駆け出した



07.はこにわのうた

俯いたまま歩いても 案の定間違えることもなくて
いつもの部屋に戻ってた はこにわみたいな毎日の中で

眼を瞑ったまま歩いたら 案の定すぐ壁に打つかって
つま先抱えて泣いていた はこにわみたいな毎日の中で

僕はまだちっぽけで
何を変えることもなく
ひとりきり 歌う

箱庭より誰かへ
いつかから どこかへ
僕は此処にいるのだと 身勝手な歌を唄う

心地よく眠っても 朝日は何時も通り僕を射す
涙流して眠っても 朝日は何時も通り僕を照らす

僕はまだ脆弱で
何を守ることもなく
ひとりきり 歌う

箱庭より誰かへ
いつかからどこかへ
僕は此処にいるのだと 身勝手な歌を唄う

たとえ踏み出して
セカイから消えても
たとえ唄い続けて
喉が焼き切れても

箱庭より誰かへ
いつかから どこかへ
僕は此処にいるのだと 身勝手な歌を

箱庭からあなたへ
いつだって あなたへ
君は其処にいるのだと 身勝手な歌を 叫ぶよ

08.Continue to. (inst)

(続いていく)

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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Luminance.

IARevolutionⅢ 9/17(Sat.) Release!!

bsfの五枚目のアルバム、『Luminance』の各曲の歌詞です。

閲覧数:196

投稿日:2016/09/14 20:59:04

文字数:2,988文字

カテゴリ:歌詞

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