【1番】
人には無駄に優しいくせに
頭の中は酷く汚い
矛盾と螺旋の思考も至高で
拾うことばも疲労ばかりだ

街が吐き出す前向きな歌だって
素直に聴けてたのはいつだっけ
ベッドで流れるのは涙ひとつと
死にたいを叫ぶ歌だけだ

ずっと、ずっと、ただここにいる
死ねない言い訳 儚い夜だけ
きっとこんな感情抱えても
消えたい逃げたいって五月蝿いまんまで

【2番】
ほら、夢なんて叶わないじゃん
思いの奥でなにかが叫ぶ
余生も個性も結局無駄だよ
突き放しても尽きない話

誰かが歌ってる「諦めんな」だって
聴く度下を向いてしまうのは
死にたい歌だけ聴いてしまうのは
癒えない胸が痛むからだ

もっと軽くただ歩けたら
花咲く季節に 死んでく頭に
なにかひとつ大切なものを
淡く、優しく抱えて往けるのかな

【3番】
死にたいを数える夜
聴けない歌が増えていく
代替に殺される日々
僕にしかできないことは…

ずっと、ずっと、ただここにいる
死ねない言い訳 儚い夜だけ
きっとこんな感情抱えても
消えたい逃げたいって五月蝿いまんまで

僕は変われないままで