私は祈る、この時代になって
全てが突き詰められないままに
歴史という名に閉ざされてゆく時代に
自ら革新を求めてきた時代
今となっては盾を握りしめて
自分だけでは守れないもの
惜しいかな、偶然といえるだろうか
不意をつき、夢砕け、朽ちていく
脳裏に浮かぶは溢れ出した情報の海
押し流され、自分の生き様さえ写し出せない
取り戻せるだろうか、忘却の時代
この手につかんだ栄光、埃をかぶしてはいないだろうか
酔いしれた恋心、押し潰してはいないだろうか
このような生き方をしてきたことを責任転嫁してるわけではない
私に反省すべき点は多々あり、言える立場でないかもしれぬ
目的もなく、歩んできたその報い
これから先が案じられるのだ、己を維持していけるか
神にしがみついては何も変わらない、
しがみつくのは、己の人生、自分自身
苦い思いをかすめ、理解を求めず
何も変わっていくことはない
大きい、全ての情報の中で
自分の未来を取り違えて
他人ゆえの自分なのか
本質をとらえ
再現ないままに
進みゆくことが
私の路
一度きりの人生において、この町並みは
腐った塵灰の山に埋もれた工場のようだ
抗体を持ち始めた身体でも心は
重い病を患ったまま・・・
いっそこれ以上罪が増えぬよう消え失せればいい
癒されるのは歴史が消し去ったから・・・?
幻滅した都市には傷を舐めまわし合う戯れに
群がる群衆達は良き時代の付き合いを垣間見て
二度目の輪廻を経たいま、多くを語ろうとはしない
素性を皆にさらけだすことは影のない良き人だとおもわれるのだろうか
名残を残した仕草が漂わしている
袖に通した腕、櫛を通す髪、見つめ直す表情
何度も構築した光景
再び逃げ込む前に
壊して、ruin
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