歩きだした旅人の
濡れた睫毛が震えた
指の先が凍えても
彼をとどめていたかった

壊れた約束 優しさの睛(ひとみ)
世界は目隠し
季節を真白く飾った

終わりを囁く声に
気づかないふりをしても
ひとりで風待つ隙に
静かに消えゆく

動きだした沙の針
いつの間にか滲んでた
落とす涙 あたたかい
彼とともに行きたかった

果敢なさに触れて搖らいだ諦め
淡く碧い影
足跡をすべて覆った

希(ねが)いを囁く声が
この景色に響いても
地と天(そら)の混ざる涯(は)てに
秘(ひそ)かに溶けゆく

彼のもとへ続く道
瞬く間に過ぎる日々
あらゆる色で満ちても
忘れずにいて

終わりを囁く声に
気づかないふりをしても
ひとりで風待つ隙に
静かに消えてゆく

希いを囁く声が
この景色に響いても
地と天の混ざる涯てに
秘かに溶けてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

冬の旅人

右投左打さんの楽曲(http://piapro.jp/t/fx5w)
に詞をつけさせていただきました。

雪に恋した。

→不採用でした。

閲覧数:382

投稿日:2017/01/07 23:00:58

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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  • 右投左打

    右投左打

    ご意見・ご感想

    こんばんは。右投左打です。
    お久しぶりです。
    歌詞募集し、選考するとしておきながら一年間もコラボを放置してしまい、大変申し訳ありませんでした。
    このような失礼の上で心苦しいのですが、コラボ再開にあたり他の方の歌詞を採用しましたので報告いたします。
    長い間連絡もなくお待たせしてしまったこと、書いてくださった歌詞で歌入れできないことをお詫び申し上げます。
    ご意見等もあるかと思いますが、メッセージやメールで遠慮なく送っていただければと思います。

    一年越しになってしまいましたが、改めて歌詞を書いてくださってありがとうございました。

    2012/12/30 03:06:26

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