別れを告げたあの夏
想いは伝えきれずに
独り畔を歩く小径
知らぬ道を行く様
2つの願いはすれ違い
祈りの星は流れた
悔みだけが胸に残る
火取虫漂う
祭の終わり報らす太鼓
寂びた境内至る階
花火の号声に溶け
言葉は遠く宙を浮く
届かない音は伝わることなく沈む
過ぎる時間は無情 止める手立ては無く
ちっぽけな空白が2人を引き裂いた
空輝く星を睨み
あの夏に決別(わかれ)を告げた
悼みだけが背なを刺す
流れ星見送る
白檀の香煙が
しじまの宵を友引く
鮮やかな思い出が
残火の様に光る
届かない音は伝わることなく沈む
人の歩みも無常 救う手立ては無く
私はもう あの夏には帰ることはない
違えた願い2つ
祈れど星は来ず
届かない音は伝わることなく沈む
別れを告げた夏
想いは伝えない
私はもう あの夏には帰ることはない
<ふりがな>
わかれをつげたあのなつ
おもいはつたえきれずに
ひとりあぜをあるくこみち
しらぬみちをゆくよう
ふたつのねがいはすれちがい
いのりのほしはながれた
くやみだけがむねにのこる
ひとりむしただよう
まつりのおわりしらすたいこ
さびたけいだいいたるきざはし
はなびのごうせいにとけ
ことばはとおくちゅうをうく
とどかないおとはつたわることなくしずむ
すぎるじかんはむじょう とめるてだてはなく
ちっぽけなくうはくがふたりをひきさいた
そらかがやくほしをにらみ
あのなつにわかれをつげた
いたみだけがせなをさす
ながれぼしみおくる
びゃくだんのこうえんが
しじまのよいをともびく
あざやかなおもいでが
のこりびのようにひかる
とどかないおとはつたわることなくしずむ
ひとのあゆみもむじょう すくうてだてはなく
わたしはもう あのなつにはかえることはない
たがえたねがいふたつ
いのれどほしはこず
とどかないおとはつたわることなくしずむ
わかれをつげたあのなつ
おもいはつたえない
わたしはもう あのなつにはかえることはない
燐光残火
BETAcustom様から楽曲をお借りしました
ピアプロID: BETAcustom
https://piapro.jp/t/iShe
遠い夏の日、気になっていた男の子と喧嘩別れになった後、
事故死してしまった男の子のお墓参りの歌です
止まってしまったあなたへ、私は前に進むよという決別の歌でもあります
余談ですが某ゲームの「思い出の中でじっとしていてくれ」とは至言だと思います
綺麗な思い出は綺麗なままで。そのまま篝火に焚べましょう
少し逸れましたが、
本当はもう少し淡いノリにしてタイトルも「あの夏」で終わらせる予定でした。
私はささらさんの声を初めて聞き、
凛とした意志を感じる声でインスピレーションがかなり引っ張られています
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