廃材とオレンジ

錆び付いたフェンス 格子状に伸びた影
廃材の隙間から 見えるのは昔揺らいだ想い

一羽のカラスが見下した 夕日が背中を染め出した
空き地に佇む少年は 未来を憂えて泣いた

狭い路地裏に向日葵が咲く そんな日々を願っている
大事な物も大切な人も 失くしてしまった この街で

当たり前の物を望んで 気が付いたら何も失くなった
遠く 遠く 走ったその先は いつものこの街だ


時計の秒針が 日々命を刻む度に
残されたものは この身体と想い出だけと知るんだ

左手を翳(かざ)した 夕日が滲んだ
瞼の奥に 焼き付いた世界


夜が来れば明かりがまたひとつ灯っていく
その度僕は君を想い出す


狭い路地裏に向日葵が咲く そんな日々を願っている
大事な物も大切な人も 失くしてしまった この街で

当たり前の物を望んで 気が付いたら何も失くなった
遠く 遠く 走ったその先は いつものこの街だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

廃材とオレンジ-lyrics

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投稿日:2013/09/01 20:08:31

文字数:402文字

カテゴリ:歌詞

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