これから飛べない空を飛んで行こう
あれより先に行くのは辛いことなんだけどね
ねぇねぇ君は知ってる？　雲の向こう
いまは手が届かないのよ　私は小さすぎるから

あれこれそれ　なんだかもうわからない
そこに辿りつくまでの道は遥か遠く見えない
どうしてあなたはここにいないのよ
ひとりで駆け出しても躓くだけなのにね　わかってる

夕暮れはブルーライト
黄昏はレッドライティング
あたしはビル街に佇む　ひとりきりで

ねぇこのままですますつもり？
頭の中は内乱状態
こんな時代に生まれたのは
あたしたちのせいじゃないのよ

ねぇこのままで生きるつもり？
どんなにあがいても檻の中
飼育される毎日なんて
シュミじゃない　シュミじゃないわ



吹きすさぶ風の中を行くしかない
立ち止まっていたところで何も変わらないのよ
みんなも知ってる　本当のこと
口に出して言える勇気がないだけなのよ　本当に

あなたは教えてくれた本当のこと
欺瞞と虚飾に彩られたこの街のことを
たけど一人で抜けるなんてずるい
あたしもいつか追いつくわ　すべてを脱ぎ捨ててね

街はイルミネーション
車は光のライン
地下鉄の階段駆け下りる　ひとり

もうこのままじゃすまさないわ
あたしだってできるはずよ
心の鎖解き放って
あたしはもう自由なのよ

もうこれ以上我慢できない
押さえられるのは勘弁よ
誰からも邪魔はさせない
好きなことして何が悪いの？

あぁこれからは本当の自分
さらけ出して生きていくわ
あぁいままでの自分捨てて
仮面を外すのは　いま

ねぇまだ間に合うはずよ
曇った鏡割ってしまおうよ
ねぇ時代はあたしのもの
世界を変えるのよ　いま