「ヘイロー」
薄汚れた天使の羽を一つ手に取った
空の便箋にそっと隠して言葉を綴る
触れた夢が醒めたらまたモンマルトルへ
信じた偽物をまた壊して笑ったね
二人だけの世界みたいだねって
君は無邪気な夜の希望だった
その翼はまるで星の様で
白いスカートは欲望そのものだった
薄汚れた天使の言葉、とても儚げで
震えた唇から零れた言葉を綴る
その日記にしか残っていない祝福の絵
咲き誇るシャクナゲの羽を一つ手に取った
雨の日は傘を差して
邪魔になった包帯解いた
その美しい傷跡
愛おしくて僕は泣いていた
二人だけの世界みたいだねって
君は無邪気な夜の希望だった
その瞳はまるで奇跡の様で
そしてヘイローは欲望そのものだった
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