今年も、クリスマスがやってきました。


 いやまあ、クリスマスが来ない年なんてないんだけどね。






ミク「うぃーうぃっしゅあめりくりすます、あんはっぴーにゅーやー♪」

 サンタのコスプレをしたミク姉が元気に跳ね回る。

 正直言って、うるさい。

ミク「昨日はwktkで寝られなかったんだよぉ~。そしたらなんと! なんと! 私の枕元にプレゼントを置いたのは…!」

MEIKO「はい黙りなさいね」

ルカ「ミクちゃん、何もらったんですか?」

ミク「まだ開けてないの」

 そういや私もまだ開けてない。

 まだレンが寝てるし、がさがさ紙の音立てたらうるさいだろうなって思ったし。

ミク「何が入ってるんだろ? 何だろ? って想像すんのが楽しいんだよねー!」

KAITO「ミクはそれで去年半年くらいクリスマスプレゼント開けなかったんだよ」

ミク「うっさいね黙れバカイト」

リン「中に小っちゃいチョコも入ってたからでろでろに溶けててさ~ww」

 思い出したら笑えてきた。

ミク「リンちゃんまで! いいもん、今年はちゃんと開けるからっ」

レン「はよーっす……」

 レンが目をこすりながら、片手に赤い箱詰めにされたプレゼントを持ってやってきた。

 一応かわいかったので写真を撮る。後でGUMIちゃんに高値で売ろうっと。

GUMI「おーっはよー! ミクちゃん、ミクちゃん! って、ちょ、ええ、寝起きレンきゅん可愛いっどうしようっ写メっ」

 またしてもいきなり入ってきたGUMIちゃん。聖なる夜の翌朝からGUMIちゃんのハイテンションについていく気がしないので、背を向ける。

 かしゃっと音が聞こえる。ちぇ、もうこれで売る事できなくなっちまった。

MEIKO「おー、リュウト君久しぶり~」

リュウト「ひさりぶし~」

 リュウト君も来たんだ。

がくぽ「ルカ殿! 会いたかったでござる!」

ルカ「……うるさ」

Lily「お邪魔する」

 あ、インタネ全員が勝手に上り込んできただけか。てか鍵はどうしたよ? おい?

リュウト「しゃんたしゃんがね、ぷれぜんと、くれたのー」

MEIKO「何もらったの?」

 MEIKO姉はリュウト君にはすごく優しい。とっても優しい。KAITO兄と比べたらすごくほんとに優しい。真正のショタコンではないかと疑ったことも一時期はあるけど、レンを相手にしないのはショタコンではないなと気付いたから、たぶん小さい子が好きなんだろう。

リュウト「まだあけてないの。みくおねーちゃんとりんおねーちゃんとれんおにーちゃんとぐみぐみとあけるの」

GUMI「ぐみぐみだって! 何この可愛い物体!」

Lily「私が入ってないじゃない!」

リュウト「だってりりーこわいんだもん」

Lily「私のどこが怖いんだよッ」

リュウト「ほらすぐおこる~」

GUMI「なんかリンちゃんが無視してくるよぉ~」

リン「無視したわけじゃないけdぐえっ!?」

GUMI「もう離れないでね愛しのリンちゃん~」

 ……やっぱり適度に無視しとこう。

ミク「じゃあプレゼント開けよう!」

リン「あー、うん」

レン「おk」

GUMI「ほーい」

Lily「はいはい」

リュウト「はぁーい!」

 妙に大きくて重い箱のプレゼントを、引きずるようにして部屋から持ってきた。ああ、重い。

 そんで、誰が「せーのっ」の掛け声をするかでもめた。

ミク「私がやるー!」

GUMI「甘いわねミクちゃん…ここは新の歌姫・私がやるべき!」

 ……情けないなあ。

ミク「じゃあ二人でせーの、って言おう」

GUMI「それじゃそのせーの、を言う時のせーの、は私が言うね」

ミク「ええ!? 何それっズルいよ!」

 リュウト君は大人しく待ってるのにこの二人が大人げなくて困る。

 で、結局じゃんけんでミク姉になった。

ミク「それじゃ、言うよ?  ――せーのっ」

 がさがさごそごそ。

 ……掛け声をかけたのはいいけど、なんか地味に終わっちゃったなあ。

GUMI「ほわわわわええええっ!!!」

リュウト「うわぁーーーーー!」

GUMI・リュウト「「サンタさんありがとぉぉぉぉぉ!」」

 そっか、GUMIちゃんはそうなんだ。意外と可愛いところもあるんだな。

リュウト「ムックの抱き枕ぁ~」

GUMI「薄い本~」

 同じ喜び方でも内容はいろいろあるんだな…。

Lily「おおっ、鍋とお玉! 欲しかったんだよなぁ~、うわ、土鍋も! すごい!」

 鍋とお玉を抱えて、すりすりと頬をよせるLilyちゃん。

 笑顔がすんごく可愛い……。

Lily「よし、今日はこの鍋でしゃぶしゃぶだ!」

リュウト「わぁーい!」

 いいなぁ~。うちで鍋物をやるってなると、みかんやらバナナやらマグロやらアイスまで入るし、シメの雑炊の味付けにお酒が入ったりするからなぁ。。

ミク「あ」

レン「え」

 ミク姉とレンがもう包みを取り終ったらしく、中にあるものを見つめている。

 ミク姉にはエレキギターとアンプと紙の束。レンには、新しいキーボードと、やっぱり紙の束。

リン「うわぁ……!」

 急いで包みをはがすと、組み立て式のドラムスと、三度登場紙の束。

 紙は、音符がぎっしり書かれた楽譜だった。

 ……これ、めっちゃ難しいじゃん。

MEIKO「私らからのプレゼント」

KAITO「がんばって作ったんだよ?」

ルカ「MerryChristmas!」

 …………。

 私にドラムが配られたって事は、私がドラムをやれって事でいいのかな?

ミク「私ボーカルやりたい」

 ミク姉がボソッとつぶやく。

リン「え、ちょ、私だってボーカルやりたい!」

レン「俺も――!」






 それからしばらく、ボーカル争奪戦がありました。。



ライセンス

  • 非営利目的に限ります

MerryChrismas!

一体何がしたかったんだ私は!?


GUMIが残念になっててごめんなさい。ほんとにごめんなさい。
Lilyはインタネの家事をして、お母さん的存在だといいと思います!

ほんとに何がしたかったんだ私は…

中身スカスカですみません。キャラ崩壊済みません。もう何もかも気になるところスルーしてください!


GUMIはまだ信じてると可愛いと思いました。



ミクが最初に歌ってる曲名を誰か教えてくれ!すごく気になる!

閲覧数:307

投稿日:2011/12/25 07:27:33

文字数:2,452文字

カテゴリ:小説

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  • 瓶底眼鏡

    瓶底眼鏡

    ご意見・ご感想

    お邪魔です!!
    リリィ姉さんが登場してからリリィ姉さんのことしか考えられなくなった俺がいる……違う!俺はハクさん一筋なんだあああああ←
    という訳で1日遅れてメリークリスマスです。ほぼ二日遅れですが。俺は昨日、朝起きたら枕元に『初音ミク』のソフトが置かれていればいいなーと思ったけどそんなことはなかったぜ☆
    てか財布と銀行口座合わせて2000円しかないんですが……どう年を越せと?←
    という訳で餓死しなかったらまた来年よろしくお願いします!

    2011/12/26 22:29:23

    • 絢那@受験ですのであんまいない

      絢那@受験ですのであんまいない

      二股でもバチは当たらないと思いまs((
      ハクもリリィも素敵すぎますので、夢中になるのは仕方がない!!
      メリークリスマス!私は三日遅れてのあけましておめでとう、ですねww
      ミクさんのソフトですか!欲しいですけど私には作曲の才能がないからなぁ…カバーすらできなさそうですww
      に、2000円ですか!?そ、それは…!お年玉ウェルカム!
      よろしくお願いします!瓶底眼鏡さんがおせちをたくさん食べれていますように…ww

      2012/01/03 19:43:27

  • 目白皐月

    目白皐月

    ご意見・ご感想

     初めまして、目白皐月といいます。
     通りすがり同然なのですが、他にコメントしている方がいらっしゃらなかったので、ちょっといいでしょうか。

     ミクが歌っている歌ですが、もしかしてこれのことでしょうか?
     http://www.youtube.com/watch?v=ONyXSnL2LtA
     これでしたら、このページにも書いてありますが、 "We wish you a merry Christmas" という、トラディショナルなクリスマス・ソングです。日本語に訳すと『願わくば、あなたに楽しいクリスマスを』という意味になります。
     歌詞には幾つかのバージョンがありますが、このリンク先のは古いものではないようです。
     あなた(歌を聞いている人)に楽しいクリスマスが、そして良い新年が来ますように……という内容の歌詞です。

     そういうわけですので

    We wish you a Merry Christmas
    We wish you a Merry Christmas
    We wish you a Merry Christmas
    And a Happy New Year!

    Good Tidings to you wherever you are
    Good tidings for Christmas
    And a Happy New Year!

    2011/12/26 01:37:59

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