息を潜めて 擦り減らされる理想に

愛情 確証 ヘラヘラと試される  

琥珀色した 無意味に象る月を

許せないのは 綺麗だと分かっているから


正しさのせいで 光は消えた


愛されて 壊されて 何処にも行けず心は

分からなくなってゆく それでもまだ夢を仰ぐ

ひび割れた黄昏に 手を伸ばした焦燥に

呑み込んだ言葉 一つ一つ 繋ぎ合わせて


愉楽興じた 筋書き通りの章に

非情 無感情 吐き捨てた台詞

過ぎ去るだけの 無価値に晒す露命を

救えないのは 始めから分かっていたのに


これで最後だね 歪な光景に

華やぐ街の灯り 甘く溶かして


描かれて 汚されて 色を落とした涙が

憎しみを数えても それでもまだ雨は謳う

映り込む輪郭に 手を伸ばし重ね合わす

奪われぬように 強く強く 胸を焦がして


空に覗く青さの 訳を問う度に

諦めた傍観者は 振り落とされて

何も残せないよと 背を向けた人の群れと

ここは 誰も 望まない夜


愛されて 壊されて 何処にも行けず心は

分からなくなってゆく それでもまだ夢を仰ぐ

仕組まれた日常に 手を伸ばした衝動に

振り絞る音が 鈍く鈍く 響き渡った

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アイセレイン

閲覧数:205

投稿日:2019/02/20 15:43:36

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

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