熱の無い炎が燃える

投稿日:2010/08/12 15:32:01 | 文字数:614文字 | 閲覧数:78 | カテゴリ:歌詞

ライセンス: この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

野宿火(のじゅくび):田舎道や山中の道端などで現れる怪火。
誰かが火を焚いたかのように突然現れ、消滅と出現を繰り返す。
熱は発さず、周囲の木を燃やしたりする事はない。

前のページへ
1
/1
次のページへ
TEXT
 

果たしていつ頃からだったろうか 私の心に現れたのは
それは希望の象徴みたいな とてもとても明るい灯火

暗闇に灯るこの光があれば 私は我が道をどこまでも行ける
それを初めて見つけた時には それを信じられたんだけどね

でもやがて知ってしまった それが力すら放たない 偽物の炎だって
実際は何も燃えちゃいない 外見だけの輝き いずれは姿を消してしまうもの

繰り返し繰り返し空回り 意地も努力も張り切りすらも
どれも実を結ぶ事なく霞んでいく
灯るのはただ熱意の無い炎だけ


忘れた頃に不意に現れる 私の心の中にある明かり
それは前へと進むのを促す 本当の輝く光のよう

でも今なら分かってしまう それに本当の力は無い 偽物の炎だって
実は何一つ熱してはいない 見せかけだけのエネルギー いつまで待っても熱は回らない

いつだっていつだって空回り 志気もやる気も情熱すらも
いずれ燃え上がる事なくしぼんでいく
光るのはただ偽りの明かりだけ


偽物と分かっていても 今でも目の前に姿を見せる
消えたと思えば現れて 現れたと思えば消える火
いつまで私に纏わり付くの


止めどなく止めどなく空回り 趣味も仕事も人生すらも
いつも力入る事なく廃れていく
広がるのはただ暗い暗い心だけ


偽物と分かっていても つい手を伸ばそうとしてしまう
消えたと思えば現れて 現れたと思えば消える火
いつまで私に纏わり付くの
いつまで私を苦しめるの

初音ミクを始めとするボーカロイド達の歌声に導かれて、この地にやって来ました。

「自分もオリジナルの歌詞でボーカロイドを歌わせたい……」
「だけどDTMもボーカロイドも作曲技術も無い……」
「でもここなら、自分の書いた歌詞を誰かに使ってもらえるかもしれない」
「どうせなら何か自分の好きなものを下敷きに歌詞を創って載せるのはどうだろう」
「自分の好きなもの……?」
「……妖怪だ」

……といった図々しい考えで、主に日本の妖怪をモチーフにした歌詞を書かせてもらっています。
モチーフというより、妖怪を現代のキャラにアレンジした歌詞といった感じでしょうか。
拙い文章ですが、気に入っていただければ嬉しいです。

もっと見る

作品へのコメント1

ピアプロにログインして作品にコメントをしましょう!

新規登録|ログイン
  • userIcon

    ご意見・感想

    実際にはないと知りつつも、手を伸ばさずにいられない。
    そんな葛藤が目に浮かぶようです。
    偽物だとわかっていても、手を伸ばし続けるか。それとも本物の光を探すのか。
    火がなんの象徴か考えると、いろいろな展開が生まれそうですね^^

    2010/08/12 17:20:02 From  @碧

  • userIcon

    メッセージのお返し

    毎度感想有り難うございます碧さん。
    こういう熱を発さない火を陰火(いんか)と呼んだりするそうです。
    炎は光や熱を放つため、精神的にプラス向きのエネルギーとしてよく使われています。
    それがマイナス向きに進んだらどうなるか、と思いながら作りました。
    心の中で燃え上がるやる気という炎。今なら簡単にやり遂げられる、そんな気分に。
    でもいざ取り組むと、あの時のやる気がまるで嘘のように先に進めない……。
    そんな経験、あまりしたくないですよね。私はあったような気もしますが。

    2010/08/12 21:02:32 晴明桔梗

▲TOP