ある朝、目が覚めたら
浮遊霊が添い寝していた
どうやら冬の野宿は
相当キツいらしい
久しぶりに話したって
頬を赤らめた君は
まるで生きてるみたいに
無邪気に微笑んだ


朝7時の日課
半透明で寝坊助な
同居人を叩き起こす
無防備な彼女が
「まだ眠いよ」と
目を擦る

学校に行く途中
右肩が妙に重い
何だか懐かしいなって
何にも覚えてないようで
生前の記憶は
どうやらトラックに
飛ばされたみたいで

ある時、目が覚めたら
浮遊霊になっていたそうで
どうやら知らないうちに
死んでいたんだって
楽しそうに話しながら
少し寂しそうな君が
まるで幽霊みたいに
儚く微笑んだ


このままずっと
今度こそずっと
君を離したくないんだ
これが僕への呪いなら
何度でも君を
笑顔にしてみせるよ
あの時、届かなかった
その手が
変わらない笑顔が
今は、ここに
僕の隣にあるから
だから伝えるよ
「僕は幸せだ」


その時、気が付いたら
浮遊霊が光り出してて
どうやら何もかもを
思い出したようで
「私も幸せだよ」って
頬を赤らめた君は
これでお別れみたいに
消えていく笑顔で
こう言った

「幸せになって」
「もう悲しまないで」
「君の事が大好きだよ」
「だから、幸せになって」
「私の分まで、ずっと」
「これが君への私の呪いだよ」

そして僕は
ついに呪われた

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目が覚めたら浮遊霊が添い寝していた

そして僕は呪われた

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投稿日:2014/02/05 06:28:18

文字数:575文字

カテゴリ:歌詞

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