閃光弾が撃ち上がる夜は
きっと子供が消えていく
大きな流れと一つになって
新たなアトムに入れ替わる

こっそり消えてく子供達
命の順位が代わった人は
夜通し一位の捜索続ける
彷徨い巡らし楽観できず
憔悴しきって目も当てられない

そんな事とはつゆ知らず
流れにたゆたいアトムを替える
チカチカ明るい扉を前に
準備を整え深呼吸する

徘徊疲れて家へと戻り
項垂れ悲しむ者達の眼前
朝日と一緒に姿を表す
もはや他人と成り果て見違え
それでも同じ子供の姿
だがそれを人は成長と呼ぶ