【 Lost cry 】


遍く星が舞う　閉ざされた影の向こうに
いざなう灯し火に　僕はただ導かれ

明けない夜の中　振り返る足跡もなく
淀んだこの河を　独りきり越えてゆく


彼方へ　彼方へ……
すべてを離れて
涙を　嘆きを　痛みを　捨て去って

あなたへ　あなたへ……
想いは募って
乱れて　千切れて　破れて　


風に消えた叫びが　あなたの名を刻み付けた
愛し人よ　さよなら
どうか涙はもう忘れて……




冷たく蒼ざめた　この躯　抱き寄せるほど
忘れじ温もりが　狂おしく胸を打つ

せめても　痛みでも　残されたものがあるなら
無垢なる　虚無さえも　怖くないはずなのに


彼方へ　彼方へ……
過ぎゆく面影
愛しさ　優しさ　切なさ　連れ去って　

あなたへ　あなたへ……
想いは流れて
砕けて　焦がれて　壊れて


風に消えた炎が　永遠を分かつ時を告げた
僕は行くよ　さよなら
あなたと巡り逢えてよかった



風に爆ぜた炎が　永遠に僕を　焼き尽くした
愛し人よ　いつしか
生まれ変われる日が来るならば……

風の中に叫んだ　あなたの名を刻み付けて
僕は逝くよ　
あなたと……
あなたと巡り逢えてよかった……

ah　ah　ah－







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【 ロストクライ 】


あまねく　ほしがまう　とざされた　かげのむこうに
いざなう　ともしびに　ぼくはただ　みちびかれ

あけない　よるのなか　ふりかえる　あしあともなく
よどんだ　このかわを　ひとりきり　こえてゆく


かなたへ　かなたへ
すべてを　はなれて
なみだを　なげきを　いたみを　すてさって

あなたへ　あなたへ
おもいは　つのって
みだれて　ちぎれて　やぶれて　


かぜにきえた　さけびが　あなたのなを　きざみつけた
いとしひとよ　さよなら
どうかなみだはもう　わすれて




つめたく　あおざめた　このからだ　だきよせるほど
わすれじ　ぬくもりが　くるおしく　むねをうつ

せめても　いたみでも　のこされた　ものがあるなら
むくなる　きょむさえも　こわくない　はずなのに


かなたへ　かなたへ
すぎゆく　おもかげ
いとしさ　やさしさ　せつなさ　つれさって　

あなたへ　あなたへ
おもいは　ながれて
くだけて　こがれて　こわれて


かぜにきえた　ほのおが　とわをわかつ　ときをつげた
ぼくはゆくよ　さよなら
あなたとめぐりあえて　よかった



かぜにはぜた　ほのおが　とわにぼくを　やきつくした
いとしひとよ　いつしか
うまれかわれるひが　くるならば

かぜのなかに　さけんだ　あなたのなを　きざみつけて
ぼくはいくよ　
あなたと
あなたとめぐりあえて　よかった

ah　ah　ah－