闇夜に響く私の声が木霊する黒箱の中
涙も嗚咽も鼓動も全部音に乗せ消え去っていく
届かぬ言葉に意味が無くても歌うだけこの熱を頼りに
窓際覗く星屑を観て目を閉じて夢を見ているの
夕焼けと通り雨、噎せる空気は今日も辛くて
明るい人々に、さよなら告げた帰りの道は
イヤモニ薄れてく音楽みたいに無くなって
落ちる影ばかりが、ただ膨れていくの
闇夜に耀く星屑の海
空(くう)の音は 暁色(ぎょうしょく)に変わる
涙も孤独も鼓動も全部書き留めて塗り替えていく
届かぬ言葉も意味を見出し歌うだけこの熱を頼りに
窓に刺す朝を睨みつながら、夢の続きを求める
この熱が消える前に。
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