久遠の罪

夕凪掌零れ落ちた 天の流れに鍵かけ紅をそっと垂らすように
過ぎては去りゆく 記憶尊痕の苗木を 育む蕾に 落涙崩す者
 
老いては従う子の道、誰にも分からずに
遠く捨てた夢、持たず万里の下照らす  
妄りに求めず、映した裸身には
静かに沸き滾る己の美欲を

赦しを乞いました 黙し秘し続けたことを
赦しを乞いました 堰き止めることできなくて
赦しを乞いました かけがえのない宝玉に
成した姿意味す 明々嘆く君

鳳雛蕾から咲いた万華の鏡抱き
身に振る負の幸 世ごと悠久の理
果実の香りかな 刹那の針を飲む
放ちた弓の矢は開闢たらんと

赦してくれますか 美柱微笑みくれたこと
赦してくれますか 黄泉でなく葦原流し身を
赦してくれますか きっと徳積み帰ります
何もわからずに騎虎の子我忘れ

夕凪掌零れ落ちた どうかどうかこの流刑
悲哀暮れるが如く計り
夕凪掌全て罪を無に 悔い改めることなど笑止千の万の億に
幾千重ねる単かな 香倶哉はここにありにけり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

久遠の罪【歌詞】

閲覧数:735

投稿日:2022/03/08 19:08:43

文字数:430文字

カテゴリ:歌詞

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