ダイヤ通りの日々が過ぎる
軋んだのは車輪か心か
遮断機が全てを飲み込んで
気付いたら汗は乾いていた
等間隔のリズムで鳴る
刻んだのは鼓動か孤独か
赤いランプの影に隠れた
向日葵の泣き顔が浮かんだ
風が報せてくれた概念に
むしろ冷めている夕暮れ時
着込んだ絶望と背徳感
路線図に書いていない感情
吹き晒しの心が爛れて
悲劇を燃料に走るだけ
羨む気持ちすら灰と化し
決まった道筋で落ちていく
轢かれた感受性 飛び降りた救世主
哲学者は嘘を希釈した
残ったのは理由か詐称か
才能が全てを踏み付けて
気の知れた光が死んでいく
後天性の自我が吠える
靡いたのはどうやら自分だ
浅ましい自己矛盾が並走
気付いたら自分ばかりだった
影が報せてくれる概念を
無視して揺れてる藤袴
掃き溜めの世界の車窓から
教科書に載っていない惨状
行きずりの感動が萎びて
奇跡は猥雑に連なるが
通過するだけの愛憎劇
決まった方法で消えていく
轢かれた感受性 飛び散った福音書
窃盗 暴力 集団犯行 許容
嫌悪 不登校 自傷行為 懲罰
裁かれない事を選びたくもなる
曖昧な秋の温度に近付いていく
吹き晒しの心が千切れて
全てを燃料に胸を焦がす
訝る気持ちすら空を舞う
決まった筋書で落ちていく
報われぬ命に呼応して
涙はワイドショーを駆け抜け
通過するだけの茶番劇
遮断機が上がれば元通り
轢かれた感受性 明かされぬ黙示録
眩い赤ランプ 鳴り響く等間隔
誰か愛を 愛を 値札付きの愛を
正しさを 法で定めた正しさを
白線の内側で誰かと誰かが嘲笑う
その目線から消えた僕の終着駅を
教えてよ
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