良くある話だ
「好きな人が病んでいても
変わらず愛せますか?」
臆病な僕は
「それでも君が好きなのです」と
迷いながら言うだろう
君の心の傷は
よく知っているし理解している
君の心の傷を
癒せたらいいなと思ってはいるけれど
拒否権などない
君の作る料理を食べるだけ
毎日毎日毎日と
君を傷つけたくない
だから僕は料理を食べるんだ
それがどんなに多くとも
1食分はまるで3食分
「誰かの食べる笑顔が好き」
「愛する人に食べてもらえるのが幸せ」
笑顔の君に
「そろそろ腹が限界かも」と
言えるはずもなく
そろそろ気になりだした
暴食による体重などの僕の健康
僕のためだという
それならたまには休ませてほしいけど
拒否権などない
君の作る料理を食べ続け
毎日毎日嫌になる
吐きだすまいと口を押さえて
今日も僕は料理を食べるんだ
ああ食事が嫌になる
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