お芝居じみた手拍子ひとつ
ぱんと鳴らして歩く背に
いつぞや貰ったかの花ですと
絵筆を滑らせ微笑いがお

散り散りになってゆくのでしょう
五枚連ねた花弁でも
支える緑の腕は細くて
こうして枯れゆくことだから

からんかころり
嗚呼ふり向いた

飾り紫ひとしずく
その冷めた頬に沁みてゆけ
束ね束ねて今も昔も
貴方に変わりはないだろう
咲いた紫ひとしずく
もう二度と消えぬ痣になれ
ぐるり巡って今は昔の
二人に違いがないだろう?

耳を塞いで手拍子ひとつ
ぱんと帰ったいつの音
結局絡んだ糸の先から
重い行く末を手繰り寄せ

泣いているのだ
鬼さんどちら

飾り紫ひとしずく
この涸れた胸に沁みてゆけ
辿り辿れば遠い話も
愛しくわらえてくるだろう
散った紫ひとしずく
この雨に溶けぬままになれ
迷いはぐれて合わす指にも
確かにこころはあるだろう?

泣いているのだ
傘を鳴らして
嘘吐き鬼さんこちらにおいで

飾り紫ひとしずく
その冷めた頬に沁みてゆけ
束ね束ねて今も昔も
貴方に変わりはないだろう
咲いた紫ひとしずく
もう二度と消えぬ痣になれ
ぐるり巡って今は昔の
二人に違いがないだろう?
咲いた紫ひとしずく
もう二度と枯れぬ花になれ
巡り巡って今は同じの
世界に違いもないだろう?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

飾り紫


かざりむらさき

閲覧数:205

投稿日:2011/04/19 16:04:11

文字数:542文字

カテゴリ:歌詞

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