「大事な事はきみにしかわからない」
呟いた君を覚えている
だからかなぁ
こうして立ち止まる度に振り返る
君がいた過去を

夢を見たんだ 眠れない夜に
あどけない笑顔が眩しくて目が覚めた
なんだったかなぁ
大事な事を言っていた気がする
それが何だったのか もう思い出せないけど
さいごに見た君は少し痩せていた


つかめない寂しさは空に還そう
あの煙のように
なんでかなぁ
ああして消えていく君をみても
涙さえそっぽ向いた

夢を見たんだ 朝日が昇る頃に
やり場のない切なさで胸が痛んだ
なんだったかなぁ
聴きたくないと泣いていた気がする
それがどっちだったのか もう考えたくないけど
さいごに見た君は少し泣いていた


もう何度も分岐点に立って
もう何度も振り返ったけれど
少しずつ君が霞んでいくから
少しずつ忘れていくんだろう

夢を見たんだ 湿った布団の中で
慰めてくれた掌を思い出して目が覚めた
ああ君だったんだなぁ
唯一大事だと思えた気がしたんだ
今さら思い出したって もう間に合わないけど
さいごに見た君は笑おうとしていた

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  • 非営利目的に限ります
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さいごに

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投稿日:2009/08/22 15:38:04

文字数:497文字

カテゴリ:歌詞

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