♯17 【真実を知りましょう。】

 体を揺さぶられて、僕は目が醒めた。

 あの頭痛はもう、無い。

 「レン、大丈夫?」

 「…ん。何とか…。」

 僕の体を揺さぶったのは、リンだ。
目の周りが赤く腫れている。

 「あれは…、ホントのことなのか……。」
 「多分、ホントのことだよ。」

 リンも、同じものを見たのだろうか。

 今まで会って話した人全員が、死んでる。

 その死んだ原因、死ぬ間際の記憶を僕たちは知ってしまった。

 「なんで、死んだはずの人が…。」

 リンは全てを知っているかのように、目を伏せた。

 「リンは、知ってるんだな…。」

 僕がそう言うと、リンが肩を震わせた。

 「ごめん、レン……。い、言った方がいい…?」
 「……うん……。」

 知るのは怖かった。
どうして死んだはずの人が乗っていたのか、興味はあったが、人の「死」に触れるのはとても怖い。

 リンは顔をあげて、僕の目をじっと見つめて言った。

 「レン、それはね。この電車が……幽霊列車…だからだよ…。」

 “幽霊列車”
僕の住む街の駅にある、噂だ。

 「“幽霊列車”って、そういう…」

 僕は、途中である事に気が付いてしまった。

 「これが幽霊列車なら…、僕らは…」

 リンが顔をしかめた。
それから、また顔を伏せた。

 「……死んでる…とか、無いよ…な…?」


 「……、それは違うよ。」

 内心ホッとした。

 だから僕は、次に帰ってくる言葉に、覚悟をするのを忘れていた。




 「私は、生きてるから……、レンが言ってることは違うよ。」

 ……??
訳がわからない。

 「リン“は”、生きてる…?」

 「そう。」

 僕は生唾を、ごくりと飲んだ。


 外は、もう夜で街灯の明かり以外は何も見えない。

 月が、中途半端に欠けている。
周りで、星がキラキラ瞬いている。

 電車は、進む。





 
 「レンは、死んでるんだよ。」






 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

幽霊列車

かみんぐあうとですww

何度も言うようですが、もうすぐ終わりで御座います。

次作はまだ未定ですので、
リクエストなんかがあれば、どしどしお申し付けくだされw

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閲覧数:158

投稿日:2012/06/09 16:02:17

文字数:845文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • しるる

    しるる

    ご意見・ご感想

    そうねwわけがわからないよww(QB←わかるかな?w
    なら、リンちゃんはなぜここにいる……?

    そっちだったかぁ……
    リンとレンの生死、逆だとおもったぁ……
    まぁ、前回の見ればこうなのはわかるけど、その前までの予想とちがった~(・へ・)

    2012/06/09 17:03:16

    • イズミ草

      イズミ草

      QB…?
      すみません…。分かりませんw

      リンがここに居る訳は、次回までのお楽しみで!!

      まあ、どっちでも大丈夫なんですがねww
      ♯16の意味がお分かりいただけたでしょうか??

      ♯16の細かいとこは、それも次回でww

      2012/06/09 17:08:06

  • つーにゃん

    つーにゃん

    ご意見・ご感想

    お久しぶり?です。椿姫です。
    メッセみましたぉ。私もイズミ草さんが身近に感じます!
    ピアプロID手に入れる前からずっと好きだったので

    何か予想当たってました(微妙に…ww)
    読みながら、この電車乗ってるってことは、リンレン死んでるのかな?って思ってました。
    でも、微妙に違いました。
    この電車は、死んでない人も乗れるのでしょうか?

    2012/06/09 16:19:41

    • イズミ草

      イズミ草

      うーん…。微妙ですねww
      乗れると言えば乗れるし、乗れないと言えば乗れない…って感じですかね??

      椿姫さんはカンが良いんですねぇww
      当てられて、ちょいと悔しいですが…ww

      ピアプロID手に入れる前からって…、一途だなあ(誰ww

      2012/06/09 17:04:22

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