泥だらけの月の息継ぎ、光素(エーテル)いっぱい吸い込んで
夜がな夜っぴて枯木星の酔歌が聞こえる、百年祭
忘れたい事があったけど何だったっけ……忘れたな
窓の外に描かれてる冬、南の道には蚤の市
計量化された愛と言葉と旋律、絵画の見切り売り
くだらないと口にすること自体がもうなんかくだらない
そこな青年よ、一体、どこへ行く?その先には何もないぞ
目的が僕にはあるけれど、目的地なんかはないさ
今の安住の自分はなぜだか自分じゃないような気がした
都塵の空、冬の瀬に風花
ちゅういんがむと歌と思想
ポケットに仕舞って
閉じた世界が書いた旅行図には
正しいこと以外は何も書いてないや
今はさあ、ほらちゃんと間違おうぜ
遠回りを愉しめ
近道ばかり詳しくてつまらない
人間にならないように
死ぬまで治らないこの「生きる」という病気
生きる為に生きる。なんて悲しい言葉だ
止まれない理由があるから自分は進んでいるのか
それとも、進むべき理由が、あるから進んでいるのか
時々、自分が分からなくなるんだ
この一歩は自分の意志か?
小夜に時雨、湖水には雨靄
蛇目傘の中で育つ、僕の天文学
二重瞼の下の太陽が
輝いている限りどこまでも途上だ
都塵の空、冬の瀬に風花
ちゅういんがむと歌と思想
ポケットに仕舞って
閉じた世界が書いた旅行図には
正しいこと以外は何も書いてないや
今はさあ、ほらちゃんと悩もうぜ
自分で描いた世界地図を
世界の全体なんだって
思い込まないように
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