淹れたてのコーヒーさえ すぐに
冷えきった 夜のできごとだった
きらめいて消えてく きみの一欠けら
その残り香 かおる ゆれる

遙かぼくら つなぐラインは
もう息も絶え絶えで
かじかむ指先 つなげないで 遠いままで
本当に最後になる気がした してた

両手に余るほど 哀しみは増えてく
何も言わない 受話器の向こう
奪われる呼吸
身体冷えるほど 白い息あざやか
浮かぶ記憶の色も 全部こんなに

まだ

なのにさ今にも だめになりそう そんなぼくら
今でもふたつ星は瞬く 遠く

夜が深いほど 夜明け前は綺麗で
思いがけず 言葉こぼれた
「きみにも見えてる?」
耳元に落ちる 「見えるよ」の一言
ふいに笑い合えたら ああ

絶望するのは もう終わりにしよう
その両手を 今ならとれる
朝焼けに染まる
君に逢いにゆく 始発電車に乗って
またここから始めよう
暖かくして待っていて

―待っていて。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◎ 朝焼けに染まる君に

いま包む指先、つなぎなおすライン。

閲覧数:508

投稿日:2012/02/22 23:14:34

文字数:401文字

カテゴリ:歌詞

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