A)
意味のない 人がほしがる
言葉の羅列 順番 酔いしれ回って
そんな愚歌を 耳にして
道に唾を吐き捨てたのは 何時の日だったろう

A)
無一文 慈悲の心
美しい観音菩薩のように微笑むことさえ
できずに僕は 独り彷徨う
感情は闇に総て塗りつぶされたから

B)
麗しい 錦の瞳
劣化してく 日が経つほどに
かつての水晶玉の瞳は
墨に浸された汚れた ただの黒い玉
丸い 痛い 何もない

サビ)
穢れたものを捨てたはずが
いつの間にか穢れていたのは僕だった
そんな僕をみて 鏡が割れた
罅は波紋を広げ 様々な角度
僕を映し

何もいらないと叫んだのに
いつの間にか欲していたのは僕だった
愛なんてとっくに 捨てたのにさ
変じゃないかな 可笑しいよね
アハハのハ

誰でもいい
愚かだと僕を罵ってはくれないか

A)
拳握り 壁を殴り
流れたのは 紅黒い悪の血液
響く痛みにのた打ち回った
素通りしてく人々に 舌打ちだけして

B)
戻ること できるのか
夜の帳 僕を包み込む
ネオンの町はいつから僕の
故郷になった変わってた?母の優しさを
捨てた あの日 思い出した

サビ)
いろんな物を置いてきぼりにしてきたのに
いつの間にか抜かされてたのは僕だった
路面の花 ぐしゃり潰して
満足して笑って 生きてきた
弱い者だけ見て生きて

楽しいと笑っていたのに
いつの間にか泣いてたのは僕だった
夢なんてとっくに 捨てたのにさ
変じゃないかな 可笑しいよね
アハハノハ

誰でもいい
恥を知れと 僕を殴ってはくれないか

C)
戻りたい 戻れない
もう時は すでに遅し
そんなことないんじゃないか
変われる?僕は
まだ 先は?

サビ)
死にたくないって叫んでたのに
いつの間にか首に輪をかけてたのは僕だった
遠い現実 理想郷
指をすり抜け 風に消えて
飛んで行った

光なんて虚像だって思ってたのに
いつの間にか惹かれてたのは僕だった
心なんてとっくに捨てたのにさ
灯る提灯 陰る笑顔
変じゃないかな いや 変だ

皆信じないって恨んでたのに
いつの間にか信じてと思ったのは僕だった
叶う夢 叶わぬ悪夢
それすらちっぽけ 何もない
さらば青春

さよならって手を振ったのに
いつの間にか『おかえり』を待ってたのは僕だった
愛なんてとっくに 捨てたのにさ
悲しみさえ 僕は娯楽
笑ってくれ 笑ってくれよ
アハハハハ

誰でもいいよ
誰だってかまわないさ
そこの君でもいい

僕を殺してはくれないか

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

愚弄の僕と絶望の歌

心に絶望を負った人の歌です

閲覧数:83

投稿日:2013/08/25 13:21:17

文字数:1,047文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました