頬に一粒 右手に二粒落ちるは冷えた雨
額に三粒 心に四粒浮かぶは要らない情
知らない知らない知らないさ
言わない言わない言わないさ
心から溢れる感情は 感情は感情は感情は
毒針を刺し閉じ込めた
暗い水底に閉じ込めた
どれだけ足掻くもここからは出られないさ

陳腐な日々を灰色列車で一気に一気に駆け抜けて
空っぽの瓶も継ぎ接ぎドールも一気に一気に肺の内
今日の延長線の明日も挙って挙って橋渡り
下賎、卑しい罵声もほら挙って挙って瞳の内

喉に一粒 腦に二粒のぼるは無駄な自嘲
指先に三粒 悄然に四粒綴るは凍えた文字
苦しい苦しい苦しいさ
見えない見えない見えないさ
出ようと抗う感情は 感情は感情は感情は
酩酊を押し切り裂いた
真っ暗闇を切り裂いた
どれだけ彷徨うもここからは出られないさ

夕焼け、宵越し、早朝も狂った狂った夢をみる
並行に跨った世界の狂った狂った夢をみた
均衡さえも水に変わり酸っぱい酸っぱい喉の心
誰彼かまわず手首を切る酸っぱい酸っぱい鉄の味

聞こえているの
どこにいるの
惑い、スタート、切断、瞑目
これまでの全てが作為に溺水
喧騒、雑音、静寂、下馬評

芯に五粒 マントルに六粒覆るのは厚い毒素
助けて助けて助けてさ
限界限界限界さ
痛い痛い痛い痛いさ 痛い痛い痛い痛いさ
痛い痛い痛い痛いんだ 痛い痛い痛い痛いんだ
生気に欠けた感情は 感情は感情は感情は
壁も闇もほら蹴り倒した
靉靆も虫唾も蹴り倒した
どれだけ蹴ってもここからは出られないさ

夜更け目を開く街も目開く迷った迷った足元に
頑迷に魔境心理私は迷った迷った歪だな
叫びも許しも嘆きでも笑った笑った甲高い
耳障りで耳塞いでも笑った笑った煩いな

死にたくないよ生きたくないよ
合間で混ざる癇癪に
死んでしまいたい生きてしまいたい
どっちつかずに激昂する

手を差し出し無慈悲に笑む結局そちらの使い手よ
毒針抜き鋭利な先をにっこりにっこり突き刺した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ドクバリ

ドクバリの歌詞です。

閲覧数:158

投稿日:2021/09/15 23:09:41

文字数:837文字

カテゴリ:歌詞

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