砕けた星が喉に刺さって
ひどく掠れた声になる
青い螺旋の先で見たのは
そんな寂しい夢だった
雲にまみれた明かりの中で
君は笑っているんだと
信じて幸せだった僕に
雨が注いで貫いた
手向けたはずの蕾から
噴き上がる薔薇の桃色に
インソムニア
どうかしてしまったのは
朝でも夜でもなく
ただ僕で
あの夢路に迷った日から
振り返ってばかりいる
もしも目を擦ったなら
もう一度逢えるだろうか
世界のはじっこに落ちた
僕の大切な、
打たれた肺に星が詰まって
溺れたように息をする
冷めた目をした鳥の背中に
紫色の羽を見た
背負ったはずの痛みから
滲むのは空気でしかなく
インソムニア
どうかしてしまったんだ
君でも誰でもなく
僕だけが
夢路の果てで遇った日から
眠れずに夜を越えて
もしも手を差し出したら
君も駆け出せるだろうか
世界の片隅に落ちた
僕の宝物
探し物はもう見つかった
扉のない部屋と
ひと紡ぎの祝福
君の名前が鳴っている
インソムニア
どうかしてしまったのは
朝でも夜でもなく
ただ僕で
あの夢路に迷った日から
振り返ってばかりいる
もしも手を差し出したら
君を連れ出せるだろうか
世界の最果てに落ちた
僕の大切な、
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