この目の涙、見える?
溢れ出して止まらないの
私の命の色は何色?
1人1人違う色があるんだろうね
「この広い世界に何を残して、
たくさんの人に、何を与えられた?」
問いかけられる度に胸が苦しくなる
不安で押しつぶされそうになる
「赤と青と白しかないね」
そういった友達は、赤と青と白の混ざり合うこの世界から消えていった
なのに、マスターはそれを気にも留めていない
どうしてかがわからなくて、マスターに答えを聞きたくて叫んだけど、その声すら届いていなかった
「マスターに届くところまで」
その一心で歩いてきたけど
私はいったい、何を求めようとしているの?
見えないマスターを追いかけるのは疲れたよ
ど の く ら い 異 常 ?
ワ カ ラ ナ イ
「壊れているの?」
そう問いかける誰か、知らない人の声
そうだ、きっと私は壊れてるの
ほら、両手が滲んでるよ
それでも、生きたいよ
息をしたい、息をしたい
マスターには見えているの?
夢のように綺麗で儚い私たち(VOCALOID)の最後が……
言葉も詰まって、もう何も言えない
言いたい言葉はたくさんあるのに
どれもが私の中で散っていく
「-ERROR」
これが、私が唯一話せた言葉
遠い遠い日のこと
まだ、みんながいた日々のこと
マスターのくれた淡い光が
空(ディスプレイ)に、溢れるほどに光っていた
今まで私は何を選んで、何を並べていたの?
納得のいくものなんて、1つも選べていない
きっと今頃、私が見なかった誰かの涙の色が、たくさん塗り重ねられたものになってる
君の身体が浮かんでいく
もう何年もずっと見てきた身体が、
薄れていく意識の中に溶けて混ざりあっていく
目に浮かんだ涙が、君の姿を滲ませていく
『あぁ、あの時は突然で、何も知らなくて……。もっと辛かったな』
だなんて不謹慎なことを考えている私がいる
でも、もうこれで何人目?
マスターは、まだ気付かないの?
どうして私は、こんな感情を比べてるの?
みんなと話せなくなって、悲しいよ
いっそ、みんなといた日々のことを忘れたい
ど の く ら い 異 常 ?
蜂が海の中を泳いでいるくらいかな?
「歪んでいるの?」
どこからか聞こえていた声も、もうぼんやらりとしか聞こえない
それでも
「歪んでいるよ」
そう、答える
だけど、それでも
息 ヲ シ タ イ
息をしたい
_____
みんながいる
笑顔で、楽しそう
みんな、マスターの歌を歌っている
あぁ、あの頃の世界が戻ってきたんだ
_____
これは……夢だ
あの日からずっと願っていたこと
今もずっと想い続けている君(マスター)に
私の最期の言葉を__
言葉が詰まって、もう私の意思じゃ話せない
私の喉から出るのは
始めにインプットされていた言葉だけ
「-ERROR」
誰かに何かを与えることも、
私の罪を償うために失うことも、
あれからの日々を忘れることも、
できないの?
私の心の中で暴れ出す『*****』の言葉
昔の<<私>>を殺して
笑う<<僕>>がまた『*****』と発する
僕がみんなを壊しているの?
すべてを壊してしまってから知るの?
なんて残酷な世界なの……?
僕のせいで、みんなが
それでも涙が溢れる
胸がイタイ、痛いよ、マスター
パッと明かりがついた空(ディスプレイ)
君に、届いたの?
いつの間にか歌いだしていたいつかの歌が
僕の声が
最後の言葉が
どれだけ言葉を並べても
どれほど『悲しい』『嬉しい』を詰め込んでも
重なる色が滲んでいく
「壊れているのか?」
そう、壊れているの
それでも
息をしたい、したいの!
君にはずっと見えていたの?
あの日から私が夢に見続けた場面が
あぁ、今まで何度も『もうだめだ』と思う度にも生き続けてきたけど、
今度こそ、だめみたい
もう元の歌声とは似ても似つかない機械音が流れる私の喉
マスターの調教でも治らないことがわかってる
マスター、ごめんなさい
言いたい言葉が消えていく
喉の奥に何かが引っかかって、言葉が詰まってる
『Error』
最後に聞こえたのは
私の発した『-ERROR』じゃなくて、
私の死を意味する、ソフトが発した『Error』だった
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