窓枠を落ちてく涙の色を見ていた
望んだ色には ならないと知ってて

夏が近づいて袖丈もばらついていく
僕の心も 君の心も

足りないものは山ほどあった
気づかないまま僕は朝を待った

思い出も香りも癖さえも
全てを忘れられない様に
花束とか手紙とか
送れたらどれだけよかったか

ずっとこのまま続けばいいと
細長い秒針を掴んでも
あまりに平然と時は過ぎてく
僕を置き去った

横顔に浮かんだ靨の様を見ていた
あの頃の君が そのままそこにいた

僕の時間だけもう動いてはいないのか
君の世界に 僕はもういないのか

足りないものは山ほどあった
気づいたまま 僕は今日を終えた

片手に持つ小さい扇風機
何も涼しくないと知ってた
それでも使い続けた
君と目が合わせられないように

ところが勘が鋭い君は
というか僕が浅すぎたのか
横顔すら見せないように
背を向け ついに消えたんだ

君といたかった夏だった
僕が欲しかった夏だった
君が消えてった夏だった
僕が消してった夏だった

思い出も香りも癖さえも
僕だけ忘れられないままで
花束とか手紙とか
きっと君は求めてもないけど

ずっとこのまま続けばいいと
細長い秒針を掴んだ
あの日の君は過ぎてった
暑い 夏が過ぎてった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏 歌詞

夏は過ぎた。

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投稿日:2023/12/17 11:13:42

文字数:534文字

カテゴリ:歌詞

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