互いに脚を
引っ張って
ふたりの心
ほどけてく
はなれてく

小さくなった
羽に祈った
夢見心地の
揚羽蝶

むすび方なら
知っていた
ほどき方まで
知っていた
それなのに
それなのに

バタフライ
かたくないむすび目は
あなたとの愛の証だった
バタフライ
つきもないそらを見て
あたしまで藍色に染まって
バタフライ
まだ暗い道を歩くの
あああたしは
盲目な蝶蝶

灯(あか)りに脚を
引っ張られ
あたしの心
あせてゆく
あせってく

小さく舞った
鱗粉(こな)でなぞった
夢見心地の
揚羽蝶

はばたく術(すべ)は
知っていた
おりたつ術も
知っていた
それなのに
それなのに

バタフライ
かたくないむすび目は
あなたへの相の標(しるべ)だった
バタフライ
かえらないおもい出は
あたしだけ隘路に誘(いざな)って
バタフライ
あまくない花は枯れるの
あああたしは
片翼の蝶蝶

バタフライ
ばたふらい飛べなくて
ほほえんで哀涙が伝った
バタフライ
わすれないゆび先に
あなたへの愛を印したから
バタフライ
ただ暗い夜に融けるの
あああたしは
泡沫の象徴

まだあたしは
ゆれて舞う蝶蝶

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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蝶蝶むすび

つばさひろげた
蝶蝶も

ゆれて舞い往く
蝶蝶も

どこに向かえば
良いのかと

名もなき花に
問いかける

閲覧数:91

投稿日:2012/11/10 02:36:43

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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