A
「ごめんね今日は ひとりで帰る」
手を振り駆けだす帰り道
雨上がり 優しい青 私を包むように
小さな背中 押すように
B
いくつ数えた 早すぎる鼓動がせかす
ただその一言だけ 伝えたくって
照れた笑顔で指つないで
ごまかしたその訳
解けない答え合わせを待ってる
S
息を切らし海沿い走る君
いたずらだね 偶然が痛い
灼けた肌 はだけたシャツも お気に入りのシューズも
知らんぷりで通り過ぎてく
にじむ汗と手のひらの温もり
誰のせい ホントは分かってるけど でも でも
いつまでだってずっと 感じていたいから
そっと握りしめるよ
A
「明日はきっとふたりで帰る」
雨のち晴れの天気予報
いい予感だけ指折り 探して運命の日
笑っていられますように
B
窓際の席 窮屈な机の隅に
またこっそり描いた 似顔絵ひとつ
増えていくたび 胸を占める
行き場のない気持ちは
どうして私ひとり ずるいよ
S
何度見てた コートに跳ねる汗
まっすぐだね 眼差しはいつも
負けず嫌いな横顔も 頬杖突く癖も
いつのまにか近くなった
同じ空を見上げて息を飲む
頼りない言葉 もいちど思いだして
ソーダの泡のように こみあげてく想い
気がついてくれたかな
C
淡い夜越えるたびに 溶けだした強がり
溢れだす好きの意味
すくって飲み込んだら 素直になれるかな
S
濡れた芝生 気になんてしないで
深呼吸で寝転んだ君の
開く指先に映した 虹を追いかけたら
明日までも届きそうさ
胸に響く 遮断機のサイレンに
待ちきれない 答ならいますぐでも
かき消される声で 打ち明けた想いに
気がついてほしいんだ
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