空に揺らめく綺羅の川
夜の静けさを奏でる
恒河沙の星砂たちが
さらさらとこぼれ落ちる

上弦の月の空眺めてた夏の夜に
青白い光に包まれた君の横顔

鈍色の翳りを湛えた瞳に
那由多の星の煌めきを
映してあげたかった

凍えた心が解けると信じて
二人で探した七夕の流れ星

空に揺らめく綺羅の川
夜の静けさを奏でる
恒河沙の星砂たちが
さらさらとこぼれ落ちる


はじめから違う理に生きる存在と
知らない方がどんなに
幸せだっただろう

仰ぎ見て輝く点を指さした
刹那の後に一面の光残して消えた

あの時見上げた星座へと続く
二人で交わした僕らだけの約束

くらんだ視界の先には
小さく手を振る姿が
微笑んだ目には涙が
とめどなくこぼれ落ちて

君に渡そうとした
硝子の砂時計
割り砕いて
欠片を振りまく
御星まで届けと


空に舞い散る砂の川
優しい夜風に吹かれて
恒河沙の星砂たちに
願いこめて
待ち続ける
このほしふりの丘で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

恒河沙の星砂

CeVIOのさとうささらさんに七夕曲を歌ってもらいました。

閲覧数:176

投稿日:2019/06/15 06:02:45

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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