僕は本当に人間ですか
なんて言ったらきっと馬鹿にされるんだろう
それなら君は説明できますか
見た目以外で僕が人である理由を

強いて言葉で表すなら　「人間の下位互換」だ
誰にも理解されないんだ
だって君達とは違うんだから　さ

人が嫌いで　人が好きで　人になりたかったの
彼女が好きで　彼が嫌いで　あなたに憧れたの
傷を隠して　笑顔を見せて　それでも生きていたの
耐えて　耐えて　耐えて　耐えた
本当は苦しかったの　ねぇ


あなたは本当に友達ですか
なんて言ったらきっと怒って泣き出すんだろう？
それなら僕は安心していいですか
言葉にしないと不安な僕を許してよ

もしも気持ちを伝えるなら「こんな僕と居てくれてありがとう」
誰でもいいわけじゃないんだ
だってそれはあなただから　ね

人が人で在る　その理由も　僕にはわからなかったの
あなたが好きで　ただそれだけで　少し幸せだったよ
言葉にしても少し違って　でもしないと怖かったの
走り続けて　息も切れて　本当は休みたかったの　ねぇ


僕は本当に人間ですか　僕は本当に人間ですか
そんなこともうどうでもよかった
人でない僕も結局僕で
僕は本当に人間ですか　そもそも人間とは何ですか
ねぇ
ねぇ

人が嫌いで　人が好きで　人に嫌われ　人に好かれ
あなたが好きで　僕が嫌いで　「普通」に憧れたの
痣を隠して　本音隠して　それでも笑いたかったの
耐えて　耐えて　耐えて　耐えていたんだ

独りが嫌いで　人が怖くて　それがもどかしかったの
愛されたくて　愛してたくて　でも愛を知らなかったの
本音も言って　たまに隠して　それでもいいと言ってくれたあなたへ
好きだよ
一緒にいてよ