「遅かったわね」

 すまなかったね。なんだか三ヶ月くらい過ぎちゃった気分だよ。こういうのってなんていうのかな? ……そう、『メタ発言』ってやつだ。

「まあ、そんなことはどうでもいいのよ。トリックオアトリート!」
「……さっきあげたよね?」
「遅れた罰」
「えー」

 まあしょうがないか。まだ飴余ってるはずだし。
 ごそごそ。
 ごそごそ。
 ……あれ?

「……ないのね?」

 これは――まずいことになってきた。




≪僕と彼女の不思議なハロウィン 後編≫



「さあ、どうしてやろっかなー」

 そう言って初音は舌なめずりしている。というかどうして僕を縛り付けているんだろう?

「あんたが逃げるのを防ぐためよニヒヒ」
「何をするんだよ! むしろ怖いわ!」
「そんなこと言っちゃっていいのかな~。私が何するか解らんとでしょー?」
「なんでいきなり方言とか出て来ちゃうわけだよ!! おかしいだろ!! おかしすぎる!! おかしい!!」
「なんでこんなテンション高めなのかなー? 頑張れよー?」
「いや、何をだよ!!」

 もうめんどくさいわ!! さっさと逃げ出したい……無傷で2013年を迎えるんだ……!!

「なによ。作者がやる気ないから前編書いてから三ヶ月もたってて? クリスマス小説も放置してて?」
「もう言わないであげて!! いろいろひどいから!!」

 初音のキャラが最近崩壊し気味だよ!! なんなんだよあんた!!

「まあいいわ。とりあえず、あんたには××を××してもらおうかしら……」

 これ労災って効くのかな……。初音から言われていくメニューを聞いて、僕はそんなことを思っていたのだった。






≪終わり。≫

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

僕と彼女の不思議なハロウィン【後編】

自虐がひどいです。

――

今までに投稿したお話をpixivでまとめて投稿します。
(SSシリーズ[僕が執筆したやつだけ]です。)

閲覧数:123

投稿日:2012/12/26 16:55:25

文字数:722文字

カテゴリ:小説

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