―これは喪った女を求める男の話―

そう。
女に金をかけることなく
あいつに金をかけさせて
酒を煽ること数百回
こいつに溺れて生きてきた
煙草の所為か覚えも悪く
そいつを吹かしゃ女の顔も忘れた

その場しのぎの悦楽
今日を生きるために稼ぐ
俺は働く必要はなく
手に入れる金は女が貢ぐ
終わりのない阿呆の所業
一人の女が霞んで消えた

いつもどおりの生活さ
顔を売って渡り歩き
ヒモのような生活さ
男のくせに情けねぇ
頭の固い男は言った
「それじゃお前は壊れるぜ」
そんなの知るか、今更さ
俺は悪酒に溺れてる

そう。
パンを買う店なんか知らない
女から奪ったパンに味はない
酒瓶壊すこと数百回
騙した数は幾千回

その場しのぎの逃走
迫り来る悪からの奔走
路地裏で野垂れ死ぬ寸前
少女(ガキ)が俺に声かけた
「噂通りの阿呆らしい」

めまぐるしい生活さ
ガキが俺をこき使う
奴隷のような生活さ
男のくせに情けねぇ
人形みたいなガキが言った
「お前にゃ断酒が必要さ」
そんなの無理だ、クソガキが
俺には酒(こいつ)が必要なんだ!

お前はうぶだと女が言った
その女の名前は思い出せない
亡くしてしまった最愛の――

情けない生活さ
愛した女(ひと)すら忘れちまった
廃人のような生活さ
男のくせに情けねぇ
余裕ぶった「かつての恋人」(あいつ)の言葉
「私がいなくても大丈夫ね」
そんなの無理だ、バカ野郎
美酒(お前)の代わりは全部悪酒(これ)だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

悪酒

最愛の女性を失い、生きる意味を失い、酒と女、たばこに溺れ、彼女を忘れてしまった。そんな人のお話。
好きなだけイラストや曲をつけてください。

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投稿日:2013/06/30 16:12:49

文字数:621文字

カテゴリ:歌詞

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