苦は楽に蓋をして
終わりのない絶望へ誘う
世に溢れる希望論が解らないから
こんな夜の隙間で独り惑う

何がいけなかった、何がいけなかった
用意された「正しさ」がちっとも解らない
何処へ行けば、何処へ行けば
安らぐことができるんだ

臭いものには蓋をして
かくも高度な世界は回ってゆく
何ひとつ上手くやれないから
こんな所で燻ってるんだろう

思い上がるな、やり直しても
俺は俺のままだ、変われないだろう
何処に行けど、何処に行けど
安寧にたどり着けやしないのさ

幸せを探しても　そんなモノどこにもない
幸せは得るものじゃない　思い込むものだ
なあ、解るのが遅すぎた
此処から　帰ることができるかい？

苦しいんだ、苦しいんだ
誰しも　人生は苦しいだろう
生きていれば、生きていれば
報われるだなんて　真っ赤な嘘だ

馬鹿みたいに、馬鹿みたいに
無い答えを探し続けるんだ
いつの日か、疲れ果てた時に
安らぎに似た何かが見つかると信じたい