迷い込んだ競走路track
溜め込んだ下書きdraft
飛び越えられない
足留められるキャスターロック
空いた用具室
騒いでいる
膨らんだ蕾　　
育っている、育っている
かじりかけた声voice　
浮かび上がる

澄んだ海を
溶かし込んだような空
単純な熱量がまた
ぶり返して
止まらない

スーパースロウに飛び乗った
淡い脈動が
君を捕捉して
弾む彼方
ちらり梳き通った海風に
そっとぎゅぅっと（さざめいて）
いつものよう に抱いた
いくつもない本音
夏に攫われるその前に…
「聞いてほしいことがあるの」
「あのね…」

逃げ込んだshade
絡む陸蒸気
雷鳴止まない
観客席
Chill粒淼にクラッシュシンドローム
曲がる直線に
あがったりで、さがったりで
飲みかけのbottle
味変わらないで

泡立つ波を塗り込んだような雲
明日を掲げて気づく
水縹色の物語

スーパーリアルに描いた
淡い飛沫が
君を反射して
溢れる虹
刹那きらめく海風に
そっと、ぎゅぅっと（つかまれて）
迫る熱線躱して
追い影飛び越して
全て出し切れる今だから
「答えてほしいことがあるの」
「それはね…」


コマ送りにされた私の
表情はいつもぎこちなくて
コマ送りにされた君の
思いはどこ向いてる？
コマ送りにされた私の
表情はわからなくて
寄せて返して運ばれて
明日に消える遠い過去


スーパースロウに飛び乗った
淡い脈動が
君を捕捉して
弾む彼方
ちらり梳き通った海風に
そっとぎゅぅっと（さざめいて）
いつものよう に抱いた
いくつもない本音
夏に攫われるその前に…
「聞いてほしいことが…」

いつものよう に抱いた
いくつもない本音
全て出し切れる今だから
「答えてほしいことがあるの」
「あのね…」