喘鳴(ゼイメイ)

唾液で溺れた布のなか

カエルみたいに泡噴いてさ

精々全員 理論整然

口開けて待ってろ

堕落 怠惰 許さない社会

息殺して 自我も死ぬ

悩むだけ無駄
無惨に暗転好転もしない

今どきガラス割って満足か?
そんなワケない


嘲笑自覚する脳裏
ウザったい耳鳴り吐き気がする

眼を綴じたなら消える
見たくない景色何もかも…

耳を塞いだなら
もう聞こえない声は遠ざかる

ぐらついて崩れた身体
溶け出す思考

セメントで固められた
痛みを忘れさせて…

誰かが誰かの名前を呼んだ
纏わりつく臭いが擽る


白く染まって(僕は)誰からも
見えない壁となって眠る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

喘鳴(ゼイメイ)

外壁工事の薬剤の臭いで
発作を起こしかけて眩暈がして
酸欠になった実話を元にしています。
布はマスクのことだったりして。

閲覧数:53

投稿日:2021/01/18 18:48:38

文字数:343文字

カテゴリ:歌詞

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