辛いならぶつけてよ
投げても痛くないんだ 体の中詰めた綿
悲しみを押し付けて
矛先 僕に向けてよ 体に綿を詰めた

縫い上げて 黒の糸 閉じた縫い目は
不揃いに見えた
ボタンの目 無感情 閉じたその口
飲み込む言葉

泣き言に乗って 戯れ言に酔う
外から見えない 布の中は
なにが満たしているでしょう?
君からは見えない

引き攣れたその 縫い目の線に
可愛いフリした 僕の中身
汚れたのなら 捨てていいよ
僕はプラッシュドール


怖いなら縋ってよ
涙も吸い取れるんだ 布で出来た僕だから
苦しみも 苛立ちも
全てを僕に向けてよ なんにもいらないから

千切れても ほつれても
すぐに治るよ
縫い合わせ次第
ボタンの目 無機質に 写す君の目
流れぬ涙

うわ言にそって 繰り言に問う
誰にも見えない 布の中に
なにを隠しているでしょう?
開かなきゃ見えない

引き攣れたその 縫い目の線に
綺麗なフリした 僕の中身
汚れたのなら 捨てていいよ


君の傍に 居つくため
可愛いフリで 隠すため
汚い僕は 布の中に
覆い隠して 元通りに

僕がいないと ダメにして
献身ぶれば 傷つけて
醜い中身 その核には
君思う恋心

僕はただの物 殻の中
切り開いて 覗けば
汚くて 醜くて
君を求め 泣いた綿

愛されたい 愛されない
それが怖いから 繕って
見返り乞う 君の『ぬいぐるみ』だ


傍にいて 哀願は
飲み込む 言葉
いつまでも 愛玩だ
流す涙

泣き言に乗って 戯れ言に酔う
外から見えない 布の中は
なにが満たしているでしょう?
君にだけ 見せない

引き攣れたその 縫い目の線に
可愛いフリした 僕の中身
汚れていても 捨てないでよ

うわ言にそって 繰り言に問う
誰にも見えない 布の中に
なにを隠しているでしょう?
開かなきゃ見えない

引き連れたその 嘘も願いも
尽くしたフリした 僕の愛も
包み縫い上げ 君に捧ぐ
僕はプラッシュドール

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つらいなら ぶつけてよ
なげても いたくないんだ からだのなか つめたわた
かなしみお おしつけて
ほこさき ぼくにむけてよ からだに わたおつめた

ぬいあげて くろのいと とじた ぬいめわ
ふぞろいに みえた
ぼたんのめ むかんじょお とじた そのくち
のみこむ ことば

なきごとにの(っ)て ざれごとによう
そとからみえない ぬのの なかわ
なにがみたして いるでしょお
きみからわ みえない

ひきつれたその ぬいめのせんに
かわいいふりした ぼくの なかみ
よごれたのなら すてていいよ
ぼくわ ぷら(っ)しゅ どー(る)


こわいなら すがあてよ
なみだも すいとれるんだ ぬのでできた ぼくだから
くるしみも いらだちも
すべてお ぼくにむけてよ なんにも いらないから

ちぎれても ほつれても
すぐに なおるよ
ぬいあわせ しだい
ぼたんのめ むきしつに うつす きみのめ
ながれぬ なみだ

うわごとにそ(っ)て くりごとにとう
だれにもみえない ぬのの なかに
なにおかくして いるでしょお
ひらかなきゃ みえない

ひきつれたその ぬいめのせんに
きれいなふりした ぼくの なかみ
よごれたのなら すてていいよ


きみのそばに いつくため
かわいいふりで かくすため
きたないぼくわ ぬののなかに
おおいかくして もとどおりに

ぼくがいないと だめにして
けんしんぶれば きずつけて
みにくいなかみ そのかくにわ
きみおもう こいごころ


ぼくわ ただのもの からのなか
きりひらいて のぞけば
きたなくて みにくくて
きみおもとめ ないたわた

あいされたい あいされない
それがこわいから つくろおて
みかえりこう きみの ぬいぐるみだ


そばにいて あいがんわ
のみこむ ことば
いつまでも あいがんだ
ながすなみだ


なきごとにの(っ)て ざれごとによう
そとからみえない ぬのの なかわ
なにがみたして いるでしょお
きみにだけ みせない

ひきつれたその ぬいめのせんに
かわいいふりした ぼくの なかみ
よごれていても すてないでよ


うわごとにそ(っ)て くりごとにとう
だれにもみえない ぬのの なかに
なにおかくして いるでしょお
ひらかなきゃ みえない

ひきつれたその うそもねがいも
つくしたふりした ぼくの あいも
つつみぬいあげ きみに ささぐ
ぼくわ ぷら(っ)しゅどー(る)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

プラッシュドール

ぬいぐるみは愛されるためにある、だから。

maxzさんの歌詞募集曲(https://piapro.jp/t/ZabU)に応募します!

プラッシュドール…ぬいぐるみ。

閲覧数:115

投稿日:2019/01/25 09:05:09

文字数:1,887文字

カテゴリ:歌詞

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