綺麗な理由を　無様に並べて
紡ぐ言い訳が　唇に覗く
軽薄な笑みは　今日も同じで
可笑しくなるぐらい　切ないの

ぎこちないココロに
追いつかないカラダ　
探る指に　気付かないふりで

（怖くないよ、大丈夫）

溢れる音から　逃げ出したくて
耳を塞げば　　何も聞こえない
そのてのひらの　もたらす愛に
ただ、魘（うな）されたいだけなの




分かってるくせに　知らない素振りで
慣れて繰り返す　嘘つきの仕草
誤魔化す言葉も　聞き慣れたから
可笑しくなるぐらい　くるしいの

胸の底に沈む
確かなものだけを
探るように　重ね合わせても

（離れないよ、大丈夫）

潜り込む音を　怖がりながら
耳を塞げば　何も聞こえない
そのくちびるの　もたらす恋を
まだ、忘れられないだけなの



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A
きれいなりゆうを　ぶざまにならべて（８・８）16
つむぐいいわけが　くちびるにのぞく（８・８）16
けいはくなえみは　きょうもおなじで（８・７）15
おかしくなるぐらい　せつないの（９・５）14

B
ぎこちないココロに　おいつかないカラダ（９・９）18
さぐるゆびに　きづかないふりで（６・８）14

（こわくないよ　だいじょうぶ（６・５）11）

S
あふれるおとから　にげだしたくて（８・７）15
みみをふさげば　なにもきこえない（７・８）15
そのてのひらの　もたらすあいに（７・７）14
ただ　うなされたいだけなのに（２・１１）13



A
わかってるくせに　しらないそぶりで（８・８）16
なれてくりかえす　うそつきのしぐさ（８・８）16
ごまかすことばも　ききなれたから（８・７）15
おかしくなるぐらい　くるしいの（９・５）14

B
むねのそこにしずむ　たしかなものだけを（９・９）18
さぐるように　かさねあわせても（６・８）14

（はなれないよ　だいじょうぶ（６・５）11）

S
もぐりこむおとを　こわがりながら（８・７）15
みみをふさげば　なにもきこえない（７・８）15
そのくちびるの　もたらすこいを（７・７）14
まだ　わすれられないだけなの（２・１１）13