【歌詞】
ガラス越しに触れる指先
何でもない日常を呟いた
交差する無意味な会話に
愛しいと言える価値も無くなった
忘れ去られた一字一句の影
そっと開けば歌い出す
そうやって視界が曖昧に
部屋を照らす灯が揺らめいた
溶けていく インクを垂らして
滲むように消えた君のページ
溶けていく 交わした言葉さえ
正しさだなんて
とっくのとうに放り投げたの
埃を被った本のように
誰もが見つけられないままで
必ず訪れる最後に
ただ独りで惰眠を貪った
あの日の君はどこか意地悪で
本当のことを隠していた
どうやったって聞き出せないから
分かった顔をして嘯いた
溶けていく すれ違う度に
事実だけじゃ物足りないから
溶けていく 境界が潰えた
書き留めたかった
こんな文字に意味はないけど
あの日の空は落ちてきそうでした
手を伸ばせば飛べるのか
そうやって記憶が曖昧に
重なり合っては羽ばたいた
溶けていく インクを垂らして
滲むように消えた君のページ
溶けていく 交わした言葉さえ
正しさだなんて
とっくのとうに放り投げたの
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