ミスターハッピーエンド

(語り)
愚かな人間達がいた
互いに憎み合い、蔑み傷つけ合い
心擦り減ってもやめられない愚かな生物がいた
それを慈しみ愛してやまない男がいた
道化師の風貌をしたその男は、愚かな生物を前に高らかに声を上げた

(セリフ)

はーっはっはっは!!!
おはよう愚かな人間達よ!!
互いに憎み合い、蔑み傷つけ合い
それでも争うことをやめられない哀れな人間達よ!
君達は実に無様で傲慢で、そして健気で愛おしい…!
私の名はミスターハッピーエンド…
君たちに幸福の結末をお届けしよう…!

(歌詞)
道化師は微笑う ゆらり揺られながら
訝しむ人々をよそに
やがて男が語る 幸せになる術は
風に乗り人々の耳へ届いた
誰もが世迷言だと くだらぬ戯言(たわごと)だと
信じる者は見当たらず
やがて痴れ者が1人 ゆるりと流されて
その妄言を 真実だと叫んだ

ひとりまたひとり 同志が現れ
道化師を神だと 崇め始めた

そして狂信者達は 教えに背く者を
哀れな悪魔の遣いとして
穢れたその命を 天に帰すことで
救いの手が差し伸べられると信じた

(セリフ)
はーっはっはっは!!
君たちが幸福を手にするはじめの一歩は君たちが欲望を解放し、己の尊厳を尊ぶことだ!
さぁ、君たちの尊厳を抱きしめてあげよう…

(歌詞)
優しい教えに 絆されゆく人々
言葉の裏側に 闇があると
それに気づく者達 疑わぬ者達
埋まらぬ溝は皆に 武器を取らせた
傷つき傷つけ 互いを憎みながら
弱き者は外に出られず
ついぞ街は荒れ果てて 人は壊れ始め
信じ合える者もいなくなってしまった

そして徐々に徐々に 争いの火種は
悪意の酸素を得て 次第に大きくなる

(語り)
男の幸福論に賛同する者、異を唱える者
互いの正義がぶつかり合い
人々から絆と優しさがなくなってしまった
男はその様子を、さながらオーケストラの指揮者のように眺めていた
昂る心を抑えられず、男の口角は不気味に吊り上がっていた

(セリフ)
さぁ、気分はいかがかな愚かな人間達よ
君たちの本能は闘争
戦わずに生きていけない
今こそ己の尊厳を守るために、武器を持ち立ち上がるのだ
はーっはっはっはっ!!

(語り)
男の望み通り、街に散らばっていた争いの火種はやがて世界中に広がり
未曾有の戦火となってこの星を焼き尽くし始めた
互いに争いあうことでしか語り合えない愚かな生き物は
多くの血を流し次第に数を減らしていった

(歌詞)
人々は互いに武器を放ち殺し合い
より大きな炎を撒いて全て焼き尽くしてしまえ
今こそ誇り守るため いざ戦え

(語り)
争いと動乱の果てに この星から全ての生命が焼き滅ぼされた
荒れ果てた大地に 誰に届くでもない、誰が聞いたわけでもない男の声が高らかに響き渡った

(セリフ)
はーっはっはっは!!
君達は尊厳を見事に守り抜いた!
そしてこの星からは争いがなくなり、平和な世界を取り戻した!
しかしいつか君たちがまた栄えた時、再び私がタクトを振るうことになるだろう…
その時を楽しみに待っているよ…
はーっはっはっはっ!!はーっはっはっは!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ミスターハッピーエンド(歌詞)

コラコレ2026TOP100部門参加曲
「ミスターハッピーエンド」の歌詞です

クレジット
チーム名:わくわくハッピーエンド楽団
作詞作曲、ミスターハッピーエンド:メカコロッケ
歌唱、ナレーション、編曲:イエロー
イラスト、動画制作:シトリン

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閲覧数:25

投稿日:2026/06/28 15:29:13

文字数:1,309文字

カテゴリ:歌詞

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