さあ舌を出して
私の毒を注ぐから

少し熱いけれど
我慢して
ほら

ついでにこじ開けた喉
…男か？ …女か？
どうでもいいかな
戻しておこう

極上の一滴をあげるよ
おいしくはない

淘汰されたこの魂
その身の礎となり
浸食する

さあ齧り付いて
私の首を捧げよう

少し啜ってみて
息絶えて
ほら

ついでに覗き見た牙
見えぬカリエス
思うがままに
貪るがいいわ

至高の血肉をあげるよ
唇染めて

淘汰されたこの魂
その身の礎となり
浸食する

縫い込まれ
編み込んで
その肌に
刻み付けて
何度でも

迷い込んだ鳥がいて
また飛び立って
何度でも
何度でも

さあ
私に遭遇せぬように

極上の一滴をあげるよ
おいしくはない
至高の血肉をあげるよ
唇染めて

淘汰されたこの魂
その身の礎となり
浸食する

淘汰されたこの魂
その身の礎となり
浸食する