ガラクタになった心
優しいあの人の嘘も
廃棄されるのを待つだけでしょ

知らぬ間に宿った心
醜いあいつの正体を
暴き出したところでつまらないでしょ

星のない夜空に
曇天が忍ぶように
濁った瞳に
もう光は映らない 

逆さまになった世界を
ふらふらになって歩いた
自販機に群れる夜光虫
その愚かさゆえに
ばらばらになった心を
有耶無耶にしたくて走った
躓いて転んで嗚咽を吐いた
加害者は誰にしようか?

まだ幼かった頃の
白昼夢から目覚めても
怠惰な生活は続くのでしょ

粉々になった理想を
羨むあいつの将来を
妬んだって何一つ変わらないでしょ

虚像のリアリティ
探し彷徨うばかり
遣る瀬無い 何もない
もう痛みも感じない

逆さまになった世界の
虚しさを知ってしまった
孤独に溶けてく淡雪
その儚さゆえに
揶揄われたって心を
繋ぎ止めたくて笑った
気が付いていたんだ ずっと前から
加害者は自分自身だ

誰かが言った大人になれば
大事なものも見えなくなって
宝物だったはずの景色はもう
時間が経って
荒地になってしまったのだと

逆さまになった世界を
ふらふらになって歩いた
後悔の日々に正しさを
求めるのは罪か
ばらばらになった心を
有耶無耶にしたくて走った
変わってく自分を受け入れるのは
哀しいことなのだろうか

逆さまになった世界を
ばらばらになった心を
それでも愛していたいんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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カタストロフィ

閲覧数:118

投稿日:2021/07/25 15:45:34

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

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