降り積もるのは、雪? …砂。
永い時間掛けて
舞い踊るのは、風… 声?
閉ざされてく
音の届かない場所
まるで海
波さえもない深みに私、いるの?
悲しい。
何がこんなに私の泳ぎを妨げる
苦しい。
何がこんなに言葉を邪魔する?
まるで mermaid
呼び覚ますのは、過去? …影。
いくつ季節巡り
追い求めるは、夢… 腕。
置き去られて
二度と届かない人
まるで夢
黒と白 monochromeに
私…いるの…
哀しい。
誰にこれほど叶わぬ想いを馳せてる
逢いたい。
誰をこれほど忘れたフリして…
まるで mermaid
けして戻れない日々
今も夢…
荒れた海越えるほどの愛を、捧ぐ
悲しい。
何がこんなに私の泳ぎを妨げる?
苦しい。
誰がこれほど私の言葉を奪ったの?
逢いたい。
せめてもう一度…
泡にもなれない
こんな mermaid
mermaid
補足ってほどでもないですが。
主人公は『人間』の女性です。
恋人を亡くし、その葬儀を終えて真夜中に帰宅。
無意識につけたテレビでは、美しいマリンスノーが紹介されていて…。
大声で、泣き叫びたい。でも、何て言葉にすればいいのかも解らない。
それほどに悲しく、彼が愛しい。
喋りたい、吐き出したい言葉も言えず、まるで『丘に上がった人魚姫みたいだ』と自嘲する。
これからの生活の為にもしっかりしなくては。
そう思って必死で自分を装うけれど、心はいつまでも彼の死を嘆いている。
季節が何度移っても、本心はずっと、モノクロの世界で泣いているまま。
忘れたフリで、日々生きている。
だけど、今も変わらず、彼との幸せを願っていて。
『王子様をナイフで刺さなければ泡になって消えてしまう』
そんな、綺麗な終わり方なんて到底出来そうもない。
なんて残酷な愛だろう。
そういう意味合いで書いてます。
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