ただ「護りたい」って宣ったって
無力な僕には何も護れやしない
また何か失ってしまった
また私を磨り減らした

「強くなりたい」って宣ったって
非力な僕には何も成し得はしない
また何か失ってしまった
これでもう何度目だろうか

これ以上何を失えばいいのか
これ以上何を許せばいいのか
この両手から零れ落ちていったものが
何だったかすら思い出せなくなった

金木犀よ咲き薫れ
零れ落ちぬよう足掻け
また見失わないように
金木犀よ咲き乱れ
その小さな掌で
すくい続ける

ただ「傍にいたい」って宣ったって
無力な僕には何も尽くせはしない
また何か失ってしまった
もう何が残ってるんだ?

僕の心に付き纏う焦燥感が
僕の軋む体を突き動かした
酔生夢死
今もここで独り暗澹と苛まれる日々が厭わしい
在りもしない徴星を探し踠いている!

金木犀よ咲き薫れ
僕にはそれしかなくて
金木犀よ咲き乱れ
それでもまた笑って欲しくて

金木犀よ咲き誇れ
零れ落ちぬよう足掻け
もう見失わないように
金木犀よ咲き荒べ
その大きな掌で
すくい続けろ

叫び続けろ

金木犀よ咲き薫れ

金木犀よ咲き誇れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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丹桂 - 歌詞

丹桂の歌詞です。

閲覧数:18

投稿日:2025/02/23 19:38:41

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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