「初音せんぱ…」
私はグミ。
好きな先輩に告白しようと追いかけたところ…
「いった…」
転けました。
「あ!初音先輩!好きで…す…?」
よく見たら、隣のクラスの始音くんだった。
「す、すいません、間違えまし…」
「実は俺もす、好きだったんだ!!」
え…
ええええええええええええ!?
「いや、だから間違いで…」
「俺、ずっとグミさんのこと気になってて、でもまさかグミさんから告白してくれるなんて…!!」
ダメだ、全然聞いてない。
とりあえず誤解を解かないと…
「グミって、呼んでいい?」
うっ…
そんな笑顔みたら…
「いいです…よ…」
「じゃあ俺のこともカイトって呼んで!!ため口ね!!」
い、言えないじゃないいいいいっ!!
「はぁ…」
何でこんなことに…
昨日は眠れなかった…
「私は初音先輩と…」
「呼んだ?」
「ッ!?」
「グミちゃん、大丈夫?」
「びっ、びっくりさせないでくださいよ!!」
初音先輩。
「そういやカイトと付き合ってるんだね。」
「なっ、何でそれを!?」
「カイトが嬉しそうに話してたよ?」
カイト…っ!!
初音先輩に勘違いされちゃうじゃない!!
「お似合いだね、お二人とも。」
……ガーンっ…
「グミ!」
「あ、お邪魔だよね。」
「あっ、先ぱ…」
「おはよう!あのさ、お昼…一緒に食べない…?」
「うん…」
「グミって、可愛いよな。」
「え?」
お昼を一緒に食べてるときに、いきなりカイトが言ってきた。
「いや、ほら、他の人にさ、行かないで欲しいって言うか…」
もうすでに他の人が好きなんだけどな…
「でも俺、グミが幸せならそれでいいから!」
「あの、カイト!」
「ん?」
「…何でもないよ。」
「?」
何で言えないの。
今が言うタイミングじゃない。
「ねぇ、カイトって、私のどこが好き?」
「え///それは、ほら、あれだよ!」
「あれ?」
「笑顔とかドジな所とか、あとは…グミだからかな。」
「え?どういうこと?」
「同じ顔で、同じ性格で、同じスタイルの人がいても俺はグミじゃなきゃ嫌だな。」
カイトの言葉が胸の中でやんわりと溶けていく。
ズルイ。
初音先輩が好きなのに、確実にカイトに惹かれている。
―一週間後―
「グミ!」
「カイト、どうしたの?」
私はカイトが好きになっていた。
「今日もお昼食べような!!」
「うん。」
「グミちゃん!」
「あ、初音先輩。」
「俺、グミちゃんが俺のこと好きだって聞いたんだけど…」
「…は?」
「いや、それは…」
「グミ、どういうこと?」
「すいませんでした。」
「じゃあ俺を好きじゃなかったんだな。」
「違う!違くはないけど…」
「いいよ!!もう先輩と付き合えばいいだろ!!」
「なんでそうなるの!?」
「そういうことだろ!?」
「違うよ!!前は好きだったけど、今はカイトが好きだよ!!」
「信じていいのか?」
「信じてもらわないと困るよ。私、やっと言えたのに…」
「ミクオ先輩はいいのか?」
「いいよ。」
「じゃあ…もう一回、俺と付き合ってくれる?」
「うん!!」
fin.
コメント2
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ご意見・ご感想
檸檬飴
ご意見・ご感想
ドジっ子なグミちゃん可愛い!
カイト勘違いとかww
今回も面白かったよ(*^^*)
2011/07/10 23:03:06
魔熊
ご意見・ご感想
グミちゃん、やっぱり可愛い!!
告白が失敗しちゃったから、「アレ?」って思ったけど、幸せになってくれて良かった(*^^*)
カイトの勘違いwwww
ミクオの振られ方(?)が気の毒ww
2011/07/10 22:36:14