少し錆びついたバスを降り
眼下に広がる湖を見つめる
肌を刺す冷たい風と儚く並ぶ白樺の幹が
私の心を染めてゆく
ここがあなたの故郷、私がまだ知らないあなただけの場所
冬空を羽ばたく水鳥たちの下
湖畔に佇む人形が1つ
触れられただけで壊れてしまいそうな
ガラス細工よりも脆い私
冷たい水面に一片の華を彩り
次第に遠ざかっていく胡蝶蘭の束
あなたと共に歩んでいくはずの私の時は
あの日あの時から進むのを止めた……
視線を感じふりかえる
林の影に浮かぶあなたの面影
駆けても駆けても駆けても駆けても距離は縮まらない……
銀色の森を包む靄が
私の心を覆い尽くす
どこまで行けばいいですか?
いつまで走ればいいですか?
久遠の回廊をいつ果てるともなくさ迷い続ける私……
あなた早く連れ出してください……
もう1度あなたに抱きしめてほしい……
三回忌~from Shirakaba Lake~
何を血迷ったのか、2作目を投下です。
昔書いた詩なのですが、気の迷いでこちらに投稿してみることにしました。
書いたものをほぼそのまま持ってきただけですので、語呂などはまったく考えていません(ぁ
創作した当時は少女のイメージを持っていましたのでミクを選んでみましたが、改めて見てみるとMEIKO姉さんのイメージが強いですかねぇ^^;
ちなみに舞台として選んだ白樺湖。
幼少の頃に1度だけ行ったんですが、今でも印象深い場所なんですよね。
あの当時のおぼろげな記憶から、白樺の樹木が生い茂る静かで幻想的な場所というイメージがあったんですが、調べてみるとリゾート地として結構賑やかな場所であることがわかり、愕然としたりしましたw
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そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
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