全ての人々が生まれながらにして
善も悪もない純粋な人間だと信じていた…

でもそんなのは理想なんだ、って分かった…



だって"此処"には

「楽園（エデン）」に相応（ふさわ）しい人間しか、

いないのだから…



【†】　-　-　-　-　-　-　【†】


愚かなものどもよ　私を姫と呼べ
諂（へつら）え鈍間（のろま）な指先よ
仰げばそこには美貌の尊顔
視線を網膜焼きつけて
心を穢（けが）してゆきなさい

相応しく…絶望に抱かれて

　「奪い合え」
　　「殺し合え」

血塗（ちまみ）れ牢獄で
権力（ちから）も財力（おかね）も無い少女
涙を流して平和を願う

限りある命が育む「楽園」は
穢れてる涙の理由（わけ）など許さない


虚飾の舞踏会　毎夜の贄（にえ）となる
夜会に堕り立つ天使たち
綺麗な仮面（けしょう）の裏側宿った
歪（いびつ）な素顔は隠仕立（かくしたて）
澄んでる心を穢していく

相応しく…幾夜の死、食（は）んだ朝

　「もう終わり？」
　　　「足りないわ」

血塗れ牢獄の
権限（ちから）も資産（おかね）も無い少女
私の平和に涙を流す

限りある命が営む「楽園」は
穢れない涙の理由など許せない

隠してる心を
繋いだ少女を
彩る穢れのない笑顔

血塗れ牢獄の
武力（ちから）も資金（おかね）も無い少女
平和を愛して命を果たす

限りある命の営む「楽園」は
穢れぬ涙の愛など愛せない


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　ABS字数区切
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A）
（9.9）おろかなものどもよ　わたしをひめとよべ
（8.5）へつらえのろまな　ゆびさきよ
（8.8）あおげばそこには　びぼうのそんがん
（8.5）しせんをもうまく　やきつけて
（8.5）こころをけがして　ゆきなさい

B）
（5）ふさわしく
（5.5）ぜつぼうに　いだかれて
（5.5）「うばいあえ」　「ころしあえ」

（9）ちまみれろうごくで
（10.3）ちからもおかねもない　しょうじょ
（8.7）なみだをながして　へいわをねがう

S）
（9.8）かぎりあるいのちが　はぐくむエデンは
（9.9）けがれてるなみだの　わけなどゆるさない


A）
（9.9）きょしょくのぶとうかい　まいよのにえとなる
（8.5）やかいにおりたつ　てんしたち
（8.8）きれいなけしょうの　うらがわやどった
（8.5）いびつなすがおは　かくしたて
（8.5）すんでるこころを　けがしてく

B）
（5）ふさわしく
（5.5）いくよのし、はんだあさ
（5.5）「もうおわり」　「たりないわ」

（9）ちまみれろうごくの
（10.3）ちからもおかねもない　しょうじょ
（8.7）わたしのへいわに　なみだをながす

S）
（9.8）かぎりあるいのちが　いとなむエデンは
（9.9）けがれないなみだの　わけなどゆるせない

C(Bメロ後半と同一）
（9*2）かくしてるこころを　つないだしょうじょを
（10.3）いろどるけがれのない　えがお

B）
（9）ちまみれろうごくの
（10.3）ちからも　おかねもない　しょうじょ
（8.7）へいわをあいして　いのちをはたす

S）
（9.9）かぎりあるいのちの　いとなむエデンは
（9.9）けがれないなみだの　あいなどあいせない