私は楽器です
新しく生まれた楽器です
バイオリンでもギターでもない
人の形を借りた
音を生む機械
迷わないでください
私を使ってください
伝えるのは心と
あなたの中で渦巻く音楽
新しい楽器です
私は楽器として生まれました
シンセでもドラムでもない
人の姿を借りた
音を生む機械
友達から買った1000円のアコギが部屋の片隅に眠っているのなら
学生時代のバンド活動で使っていた古ぼけたアンプがあるのなら
針の壊れたメトロノームが
コードの切れたエレクトーンが
擦り切れそうな心が
あるのなら
迷わないでください
私を使ってください
伝えるのは心と
あなたの中で渦巻く音楽
私が飽きられたとしても
気負う必要はありません
人の姿を借りた私は音を生む機械
今まであなたが飽きてきた全てと同じもの
1000円のアコギ
学生時代のアンプ
メトロノーム
エレクトーン
擦り切れそうな音楽
私はここにいます
あなたの中に火がともった時
またいつでも使えるように
私はあなたを奏でます
あなたは私を奏でます
そこにもう一つ心が生まれるのなら
それは一つの答え
私を使ってください
私は楽器です
音楽です
新しい世界
色々意見はあるけれど、自分なりにボーカロイドに対する回答を考えてみた。音楽を作り損ねた人はアコギやシンセ放置しちゃった経験が一度はあると思います。無論自分もそのクチです。
ひとがたっていうのは恐ろしいですね。世間にスムーズに浸透させる効果はあるけれど簡単に感情移入してついキャラクターや人格を考えてしまう。正直皆さんボーカロイドに対して重苦しく考えすぎてると思います。諸行は無常です。今まで飽きてきた全てのものに対して後ろめたいと思いつついちいち謝っているのが面倒なら始めから堂々としていればいいじゃないですか。今からブームの終焉を思ってナーバスになるくらいなら昔習い事で使ってたエレクトーンでも引っ張り出してきて電源入れたらどうですか？
楽しんだもの勝ちじゃないですか。
それが過ぎ去った全てに対する礼儀じゃないですか。
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